2009年12月30日水曜日

Oven Braised Spicy Chicken and Sweet Potato

さつま芋料理

 先日、イギリスのケント州に住むそにあさんからこのコメントいただきました:
「今日は、ちょっと面白いサツマイモのレシピを探しに来ました。甘くしないで、オーブンで出来るレシピ、何かありますか?アイデアがあったら是非、のせてください!」 ありますよ。一番簡単な方法はさつま芋をむいて食べやすい大きさに切って、オリーブオイル、にんにく、塩、香辛料(唐辛子少々、タイム、ローズマリーなど)と混ぜて190℃のオーブンに40~50分焼く。しかし、これは「面白い」とは言いえませんね。
 世界中に色いろな形状や味のさつま芋はあります。アメリカでは、感謝祭やクリスマスディナーに登場するのはかなり甘いスイートポテトキャセロールです。さつま芋は一度ゆでるかオーブンで焼いてから、牛乳やバター、香辛料と砂糖を混ぜて再度オーブンで焼く料理です。極端の場合いはマシュマロを上に乗せるとか、パイナップルなどいっしょに混ぜて焼くものもあります。アメリカの南部なら、伝統的なさつま芋料理は豚肉と煮込んだもの、何種類かがあります。そにあさんのご主人はユダヤ人なので、豚肉は食べないはずですから、ご紹介するのは他の国の料理です。
 ジャマイカ島で栽培しているさつま芋は非常に香りが良いそうです。ピーナツやココナツミルクなどさつま芋の甘さを引き立つ材料と調理することが多いようですが、今日 ご紹介するには鶏肉とりんごを使った一品です。香辛料、お酢とりんごがさつま芋の甘さを上手く調和します。下記のレシピはオーブンで焼く場合の調理法ですが、真空保温調理器具や「スロークッカー」などでも作れます。(出来上がりはシチューのようで、オーブンで焼くよりスープが多く残ります。あまり長く煮込むとさつま芋が崩れてしまいます。)


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レシピ
スパイシー鶏肉とさつま芋のオーブン焼き
材料: (2~3人分)
さつま芋 ・・・ 500g(中、2個)
鶏のもも肉 ・・・ 300g(皮と余分な脂をとって、食べやすい大きさに切る)
オリーブオイル ・・・ 小さじ2(エキストラバージン)
玉ねぎ ・・・ 2個(半分に切って、薄くスライスする)
にんにく ・・・ 2かけ(みじん切り)
生姜 ・・・ 1.5cm(皮をむいて、細い千切り)
りんご(大) ・・・ 1個(300g、皮をむいて、8等分くさび形に切って、さらに半分に切る)
塩 ・・・ 小さじ1
唐辛子(レッドペパーフレークなど) ・・・ 小さじ1~大さじ1(好みの辛さで)
シナモン(粉末) ・・・ 小さじ1/2
ナツメグ ・・・ 小さじ1/4
ブラウンシュガー(か 黒砂糖) ・・・ 小さじ1
辛口の白ワイン か ドライ・ベルモット ・・・ 150cc
レモン汁 か 酢 ・・・ 小さじ1
パセリなどの飾り用ハーブ ・・・ 適量(細かく刻んだもの)
調理法:
1.さつま芋の皮をむいて、食べやすい大きさに切る。耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで4分加熱する。そのまましておく。
2.オーブンを180℃に予熱する。
3.油と鶏肉を大きめの鍋に入れて、中火で炒める。ころがしながら手早く肉に色を付ける。(完全に火を通す必要はない。)色が付いたら、鍋に出来るだけ油を残して、肉を別の容器に移して、アルミホイルなどかぶせる。
4.残った油で玉ねぎを中火で炒める。しんなりしてきたら、にんにく、生姜、りんごととっておいたさつま芋を加えて、混ぜながら、油が全体にまわるよう炒める。
5.塩、唐辛子、シナモン、ナツメグとシュガー(砂糖)を加えて、よく混ぜ合わせる。
6.鶏肉とさらに溜まった肉汁を鍋に加えて、よく混ぜ合わせる。
7.火を強めて、ワインとレモン汁を加えて、ヘラなどで混ぜながら沸騰させる。
8.2分間ぐらい沸騰したら、火を止める。鍋で炒めた材料とジルを全部、オーブン用容器に入れ、アルミホイルか蓋をかぶせて、180℃で15分焼く。ホイルか蓋をとって、ヘラなどで混ぜて、温度を200℃に上げて、さらに芋がやわらかく、肉に火が通るまで焼く(約10分)。
9.皿に盛る時はたっぷりパセリを振り掛ける。

今日の料理を作ってみた方はもちろん、
ご質問やコメントのある方からもメッセージをお待ちしています。

ヨロシク

2009年12月17日木曜日

Crispy Wraps : AmeFoodie Style

アメフーディー流・クリスピー・ラップ

ラップとは
 この頃、コンビニやスーパーでピタパンやトルティーヤか少し正体不明なパンに巻いているサンドウィッチを「ラップ」などという名前のものが売られるようになりました。(ラップサンド、ロールアップ、ハンディータイプなど呼び方は様々ですが。)その大半は電子レンジで温めてから食べるようになっているようです。残念なことにパンは電子レンジで熱してしまうと特質が変わって、歯応えが悪くなるので、商品に本物のピタやトルティーヤは使えないようです。

 元々、「ラップサンド」はたぶん、ギリシャ料理の「ギロピタ」(薄くスライスした肉と野菜をピタで巻いて、手巻き寿司のように食べるもの)か、メキシコ料理(厳密に言えばテクス・メクス料理)の「ファヒータ」という小麦のトルティーヤに調理した肉や野菜を乗せて、手で巻いて食べるものでしょう。
- ギロピタの写真はここ
- ファヒータの写真はここ

 そして、とても人気が高いベトナム料理の「生春巻き」があります。もちろん、「パン」で巻いている訳ではないが、肉と野菜を何かで巻いて、手で食べるということで原理的に「ラップサンド」の一種だと思います。

 市販しているものより美味しいラップを食べたいです。しかし、日本ではピタパンやトルティーヤはそう簡単に手に入りやすくないし、生春巻きの皮(ライスペーパー)が少々扱いにくいものです。そこで、今日ご紹介する料理は、外があったかく、中の野菜がシャキシャキしていて、比較的に簡単に作れて、材料がどこでも売っている「クリスピー・ラップ」です。中身のバリエーションは無限にありますので、手順を覚えたら、自分だけのオリジナルなラップサンドが開発できます。 ぜひ お試しください。


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レシピ
アメフーディー流・クリスピー・ラップ
チキン・ベーコン
材料:(2人分)
A ドレッシング:
練りゴマ ・・・ 小さじ1
マヨネーズ ・・・ 大さじ1
チリ・ソース(シラチャなど) ・・・ 小さじ1/2~小さじ1(好みの辛さで)
レモン汁 ・・・ 大さじ1
ゴマ油 ・・・ 小さじ1/2
B 詰物:
ベーコン ・・・ 3枚(カリカリに焼いて、崩す)
蒸し鶏(胸肉) ・・・ 胸1枚分(肉を裂いて、5cmに切る)
ベイビーリーフ ・・・ 1パック(洗って、水気を良く切る) 
 - 貝割れ大根 ・・・ 1パック(根を切り取って、洗って、水気を切る)
長ネギ ・・・ 1/2本(5cmの白髪ネギに切る)
C ラップ:
春巻きの皮 ・・・ 6枚
水溶き片栗粉 ・・・ 適量
植物油 ・・・ 小さじ1
調理法:
1.A ドレッシングの材料をボールに入れ、よく混ぜ合わせる。
2.B 詰物の材料を加えて、ドレッシングが全体にいきわたるまで混ぜる。
3.春巻きの皮を使って、中華の春巻きより詰め物を多目にし出来るだけ丸く巻く。水溶き片栗粉でしっかりとめる。
4.広いフッ素加工のフライパンを中火でよく熱して、油 小さじ1/2を入れて、ペーパータオルで広げる。ラップ3本ずつ入れて、ころがしながら手早く表面全体に狐色になるまで、焼く。(上の写真参照) 残りの3本も同じように焼く。
5.手で食べやすいように、ラップの半分をクッキングシートなどで巻く。(とても熱いので、火傷をしないように注意してください。)

バリエーション:
ラップに詰めるものは基本的に何でもいいので、好みのドレッシング(水っぽくならない程度)と火を通した肉(ハム、ローストビーフなど)と野菜を食べやすいように千切りにすればOK。洋風の材料なら、チーズも入れると少しとけるので、よくまとまる。他には:
 蒸し鶏、きゅうり、ネギとゴマだれなら、バンバンジー風!
 ゆでたえびを半分に割って、香菜、ナンプラとシラチャで味をつけた戻し春雨なら、ベトナムの生春巻き風!

今日の料理を作ってみた方ももちろん、
ご質問やメッセージのある方からのコメントもお待ちしております。

ヨロシク

2009年12月16日水曜日

Little Turnips in Dahl Curry

かぶ入りダール(豆カレー)

 寒い日には辛い料理が食べたくなります。(蒸し暑い日にも辛い料理が合うから不思議です。)韓国、タイとインド料理はすぐ浮かびます。日本の「カレーライス」も美味しいですが、本格的なインド風カレーで部屋中に異国の香りを漂わせてもいいですね。さらに100円ショップでインド産のお香を買って炊くと尚エキゾチック!
 以前の投稿でも「カレー」のルーツを話していますが、今日のレシピのテーマは「香り」ですから、カレー粉を鍋に加える前に一度 乾煎りをします。煎ることによって、さらに香りが良くなるばかりではなく、味にコクが出ます。お好きな香辛料(シナモン、カルダモン、クミンやコリアンダーなど)があれば、カレー粉に加えていっしょに煎ると自分だけの味が生まれます。大人の味をするには唐辛子を加えてください。
 野菜だけのカレーですから、とてもカロリーが低くて、豆の植物繊維が体に非常に良いので麦ご飯といっしょに召し上がって、お変わりもしてもいいと思います。(「ヘルシー」ではないかも知れませんが、鶏の唐揚げとかなり合います。) ダールに入れる野菜はかぶ以外に、にんじん、さつま芋、大根やジャガイモでもとても美味しいですので、ぜひ 試してみてください。


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レシピ
かぶ入りダール(豆カレー)
材料:(3~4人分)
玉ねぎ ・・・ 3個(みじん切り)
植物油 ・・・ 大さじ1
レッド・レンティル(レンズ豆) ・・・ 150g(約180cc)
生姜 ・・・ 3cm(皮をむいて、千切り)
にんにく ・・・ 4かけ(みじん切り)
カレー粉 ・・・ 大さじ3(調理法参照)
マスタード・シード ・・・ 大さじ1
ゴマ油 ・・・ 大さじ1
かぶ(小) ・・・ 6~8個(皮をむく)
顆粒昆布だしの素 ・・・ 小さじ1(無添加、あれば減塩)
水 ・・・ 適量(約800cc)
ガルバンゾ豆(ひよこまめ、缶詰) ・・・ 350~450g(洗って、水気をきる)
かぶの茎と葉っぱ ・・・ 3~4個分(よく洗って、水切りをし、みじん切り)
ココナツミルク(パックか缶詰) ・・・ 150~250ml
ガラム・マサラ(あれば) ・・・ 小さじ2
塩 ・・・ 小さじ1+適量
好みで:
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1~3
調理法
1.玉ねぎと油を厚手の鍋に入れ、濃い狐色になるまで炒める。最初は中火で絶えず混ぜながら炒めて、少し焦げたところが現れたら、火を極細いとろ火にして、玉ねぎを広げて、時々混ぜて、広げてを繰り返しながら、さらに炒める。15~20分はかかる。(火が強すぎたら、全体的に狐色になる前に、苦い、黒く焦げたとろこが出来てしまうので、気長にやるようにしよう。)
2.玉ねぎを炒めている間に、洗ったレンズ豆をたっぷりの水につけておく。
3.玉ねぎに色が付いたら、生姜とにんにくを加えて、よく混ぜ合わせて、2分ほどとろ火のままで炒める。
4.カレー粉を小さいほうろう鍋かフライパンで 鍋をゆすりながら2、3分間 煎る。(色が少し変わって、香りが立つ。煙が出たら、すぐ火からおろす。)玉ねぎのなべに加える。(唐辛子を使う場合はカレー粉といっしょに煎る。)
5.マスタード・シードとゴマ油をほうろう鍋かフライパンに入れて、揺らしながら火にかけて、シードがはじけるまで炒める(2、3分)。(シードが鍋の外へと飛ぶので、片手に蓋を持って、鍋を覆う。)「パン、パン」と音がしたら、シードを玉ねぎの鍋に加える。
6.レンズ豆、かぶとだしの素を玉ねぎの鍋に加え、かぶがひたひたになるよう水を注ぎいれる。中火で沸騰するまで炒める。火をとろ火におとし、蓋をして、かぶがやわらかくなるまでの込む。(約20分間、レンズ豆はだいぶ崩れている。)
7.ガルバンゾ豆と小さじ1の塩を加えて、中火にして沸騰させてから5、6分煮込む。
8.その間、みじん切りにしたかぶの茎や葉っぱを耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで3分加熱する。冷たい水で冷やし、よく水を切ってから、カレーの鍋に加える。
9.ココナツミルク(とガラム・マサラ)を加えて、混ぜながら、3、4分間炒める。(沸騰し始めたら、火をさらにおとす。沸騰するとココナツミルクが分離する恐れがある。味には問題ないのだが、見た目が少し悪い。
10.味をみて、塩で整える。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、
ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。

ヨロシク

2009年12月12日土曜日

Cheesy Cabbage in Tomato Sauce

キャベツのトマト煮・とろけるチーズかけ

 風が本当に冷たく感じるようになりましたね。街に出ると年末の準備でしょうか、人が忙しく先へ走り回っているようです。ついつい、脂っこいものを食べたくなりますが、ゆっくり野菜の煮込みなどを食べると体も心も温まります。
 このごろ、美味しそうな、立派なキャベツの値段も下がってきているように感じます。(「どこどこの農家のだれだれさんが作った」と表示してる商品を見ると安心ですし、いい試みだ思います。)
 今日ご紹介する料理の調理法の材料がシンプルなのに器に盛ると結構豪華に見えます。バターライスと鶏もものソテーといっしょに食べたら、カロリーが少ないのに中々のご馳走になります。


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レシピ
キャベツのトマト煮・とろけるチーズかけ
材料:(2人分)
キャベツ ・・・ 1/2個(4等分、くさび形に切る・芯を残すと崩れにくい)
オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
玉ねぎ ・・・ 1個(縦に細く切る)
にんにく ・・・ 1かけ(細かいみじん切り)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1
ビネガーか、レモン汁 ・・・ 大さじ2
砂糖 ・・・ 小さじ1~3(好みで)
鶏がらスープの素 ・・・ 小さじ1(昆布だしでもOK)
塩 ・・・ 小さじ1/2
カット・トマト(缶詰など) ・・・ 350~400cc
ピザ用チーズ ・・・ 120g
調理法:
1.キャベツを切って、水で洗って、ぬれたまま耐熱容器に入れ、電子レンジで4分加熱する。水気をきってとっておく。
2.蓋できる大き目のフライパンか中華なべにオイルと玉ねぎを入れて、とろ火で色が付くまで炒める(10分~12分)。
3.にんにくを加えて、さらに2、3分炒めてから、唐辛子、ビネガーかレモン汁、砂糖、スープの素、塩とトマトを加えて、時々混ぜながら、中火で沸騰するまで炒める。
4.キャベツを重なれないように鍋に入れて、スプーンなどでトマトソースを上にかけて、キャベツが好みの硬さになるまで煮込む(10~15分)。煮込む間、時々トマトソースをキャベツの上にかける。(煮込んでいる途中に煮詰まって濃度が濃くなりすぎたら、少量の水を足す。)
5.味をみて、塩で整える。
6.キャベツの上にチーズをふりかけ、火をとろ火におとし、鍋に蓋をして、チーズが溶けるまで炒める。
7.キャベツを器に盛って、ソースを周りにかける。

今日に料理を作ってみた方はもちろん、質問やコメントのある方からのメッセージもお待ちしています。
ヨロシク

2009年12月6日日曜日

Piglets in a Blanket

毛布に包んだ子豚ちゃん

 日本には「アメリカン・ドッグ」と呼ばれているお菓子(おやつ?)があります。アメリカにもほぼ同じものがありますが、日本のネーミングが和製英語でのようで、アメリカでは「コーン・ドッグ(Corn Dog)」と呼ばれています。アメリカの名前の由来には2つの説がある: 穂軸についた(ままの)トウモロコシを食べるのに似ていることからがその1つで、他は衣にトウモロコシの粉が使われていることです。アメリカのNCAA男子バスケットボールトーナメント決勝戦の3月第一土曜日は「全国コーン・ドッグの日」だそうです。
 ホット・ドッグ、ウイナー、フランクフルターやソッセージなどの名前と実物は国によって、一致しませんが、共通なのは世界中に愛されている食べ物です。(当方としては魚肉ソーセージだけは違法にするべきだと思っていますが・・・)
 今日、ご紹介するのは寒い日にぴったりのソーセージおやつです。ビスケットの生地にまいたウイナーで、アメリカでの名前が「毛布に包んだ豚(Pigs in a Blanket)」ですが、日本の粗引きウイナーが小ぶりのいうことと、衣を可愛く、クロワッサン風に巻くことから、料理の名前を「毛布に包んだ子豚ちゃん」としています。子供はもちろん、大人もこの美味しいスナックをいくつも食べられます。作るのも決して難しくありませんので、ぜひ 試してみたください。



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レシピ
毛布に包んだ子豚ちゃん
材料: (6個分)
A:
|小麦粉(薄力) ・・・ 90g
|小麦粉(強力) ・・・ 90g(あれば、全粒粉)
|重曹 ・・・ 小さじ1/2
|ベーキングパウダー ・・・ 小さじ1
|砂糖 ・・・ 小さじ2
|塩 ・・・ 2つまみ
B:
ヨーグルト ・・・ 80cc
溶き卵 ・・・ 1個分
オリーブオイル ・・・ 小さじ3(エキストラバージン)
具:
粗引きウイナー ・・・ 6本
粒マスタード ・・・ 小さじ3

調理法:
1.オーブンを190℃に予熱すら。
2.A(小麦粉~塩)をボールに入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。
3.ゴムベラなどで混ぜながら、順にB を加えて、水分がいきわたったら手で優しくこねる。
4.作業面に軽く打ち粉を敷いて、手で生地を平らにして、15 x 10cmの長方形を作る。(生地がべたついているのが正しいので、小麦粉を足さないよう。)
5.生地を6つの三角形に切る。(3つの5cm x 10cmの長方形に切ってから、斜めに切る。)
6.それぞれに5cm幅の方に粒マスタード、小さじ1/2を塗って、ウイナーを乗せて、くるりと生地をウイナーに巻く(クロワッサンのように)。
7.少し手で押さえて形を整う。
8.ベーキングシートを敷いたオーブン用皿に乗せ、190℃のオーブンで12分焼いて、温度を220℃に上げて、さらに3分焼く。表面はこんがりと色が付いたら、出来上がり。

ブログの料理を作ってみた方はもちろん、
質問やコメントのある方からもメッセージをお待ちしています

ヨロシク

2009年12月4日金曜日

Juicy, Apple Stuffed Pork


ジューシーな「ポークのりんご詰め」


 子供のころ、11、12月は親戚の皆が集まって、いっしょにご馳走を食べるのが最大の楽しみでした。(サンタさんからのプレゼントと同じぐらいうれしかったです。)記憶に残る味は様々ですが、年末の香りと言ったら、シナモンだと思います。甘いものだけではなく、さつま芋のキャセロール、丸ごとにオーブンで焼いた巨大なハムなど、色いろな料理にシナモンが使われています。特にりんごとシナモンのコンビが寒い冬をあっためてくれました。丸ごと焼きりんごが大好物です。

 アメリカで感謝祭やクリスマスのディナーの人気脇役は「スタフィング(詰め物)」という物です。本来、ターキーに詰める、薫り高いスパイスや野菜で味付けたパンなどで作ります。しかし、ターキーに入れられる量が限られていて、母はいつも別にもスタフィングだけを作っていました。得意レシピにはりんご、玉ねぎ、パンとポーク・ソーセージ使っていました。ターキーに入っていたスタフィングはターキーの肉汁で非常に美味しくなっていたが、別の鍋で作った「詰め物」も残らずに食べられていました。

* 豚肉とりんごの相性が抜群に良くて、ぜひ 皆さんが年末の忙しさと寒さを忘れられるよう、香りの記憶と母の料理を合体して、スタフィングにしてしまって、今日の料理を開発しました。

* ポーク・ソテー用の肉より薄いもので、油分の少ない生姜焼き用の大きめのものを探してください。アルミホイルに包んで焼くので、とてもジューシーに仕上がります。親戚の皆さんにも食べさせてください。



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レシピ
ポークのりんご詰め

材料:(2人分)
生姜焼き用豚肉の薄きり(ロース) ・・・ 4枚(計320~400g)
塩・コウショウ ・・・ 各・小さじ1/2
オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
バター ・・・ 大さじ1
りんご ・・・ 1/2個(皮をむいて、みじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1/2個(みじん切り)
セロリ ・・・ 1/2本(みじん切り)
パン ・・・ (調理法参照)
辛口の白ワイン ・・・ 大さじ3
生バジル ・・・ 葉っぱ6枚(手で細かくちぎる)
シナモン ・・・ 小さじ1/4
塩 ・・・ 1つまみ
用意するもの: 
* アルミホイル、25cm正方形を4枚
* オーブン用の皿

調理法:
オーブンを180℃に予熱する。
1. アルミホイルを2枚重ねにする。
2. パンの下準備: 食パンなら1枚、フランスパンなら2枚、トースターで焼いて、1cm角ぐらいのさいの目に切っておく。
3. 豚肉に塩・コウショウをふる。フライパンにオイルを入れ、
豚肉を中火で両面1分ずつ軽く焼きます。器に取っておく。
4. 同じフライパンに残った油にバターをとろ火で溶かす。りんご、玉ねぎとセロリを加えて、中火で3分間炒める。
5. パンを加えて、よく混ぜ合わせてから、ワイン、バジル、シナモンと1つまみの塩を加えて、炒める。
6. 水分がほとんどなくなって、パンが少し崩れ始めるまで炒めてから、火を止める。
7. 2枚の豚肉を一枚ずつ用意した2つ二枚重ねアルミホイル正方形の真ん中において、の りんごとパンの詰め物を半量ずつ、豚肉の上に乗せる(こぼれてもOK)。 その上に残った一枚ずつの豚肉を乗せる。
8. アルミホイルを折り畳み、詰めた豚肉をきつく包む。
9. オーブン皿において、180℃で30分焼く。
10. アルミホイルを開けて、ポークのりんご詰めを取り出した、皿に盛る。


今日の料理を作ってみた方はもちろん、質問なる方、コメントのある方からも メッセージをお待ちしております。 ヨロシク

2009年12月3日木曜日

Cabbage & Mushroom Pasta Alfredo

アルフレイドさんって いったい誰でしょうか?

 いつの間にアメリカで「パスタ・アルフレイド」というイタリア料理にないパスタのクリームソースが全国のレストランのメニューに登場するようになりました。名前の由来などは不明ですが、この単純な生クリーム、バターとパルメザン・チーズで出来たソースが作りやすく、癖がないため、とてもポピュラーになりました。ちゃんと作ると美味しいですが、手を抜く店が多くて、残念な味になっている場合があります。基本のソースにハム、鶏肉や海の幸などと彩の野菜を加えることが普通です。このアルフレイド・ソースの欠点は脂肪分が多く、カロリーが高いことです。チーズの量を間違えるとくどい味にもなってしまうこともあります。

 そこで、今日
ご紹介するレシピは脂肪分の少ない、生クリームを使わないのにとても満足できるパスタのクリームソースです。缶詰のエバミルク(無糖)を使って、リッチな舌触りがポイントです。キャベツを電子レンジで加熱することと、冷凍のかぼちゃを使うことによって、調理時間も短縮できます。

 味の決め手はパルメザン・チーズですから、出来ればいいものを使いましょう

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レシピ
キャベツと茸のパスタ・アルフレイド
材料:(2人分)
キャベツ ・・・ 1/4個(ざく切りにする)
バター ・・・ 大さじ1
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラバージン)
にんにく ・・・ 1かけ(みじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1/2個(みじん切り)
シイタケ(生) ・・・ 4個(石づきを切り落とし、縦6等分に切る)
シメジ ・・・ 1/2パック(石づきを切り落とし、小房に分ける)
えのきだけ ・・・ 1/2パック(石づきを切り落とし、食べやすく分ける)
ハム(スライス) ・・・ 4枚(1cm角に切る)
塩 ・・・ 1つまみ
小麦粉 ・・・ 大さじ1
ナツメグ ・・・ 小さじ1/2
白コウショウ ・・・ 小さじ1/2
辛口の白ワイン ・・・ 大さじ3
かぼちゃ(冷凍) ・・・ 180g(自然解凍してから、5mm幅に切る)
エバミルク(缶詰・無糖) ・・・ 100cc
牛乳 ・・・ 100cc+適量
パルメザン・チーズ ・・・ 大さじ1+飾りに適量
パスタ(スパゲッティなど) ・・・ 2人分(ソースを作っている途中にゆで始める:調理法参照
調理法:
1.キャベツは耐熱容器に入れラップをかけて、電子レンジで6分加熱ししんなりさせる。出てきた水分を捨てて、おいておく。
2.大きめにフライパンか中華なべにバターとオリーブオイルを入れ、とろ火にかけ、バターが溶けたら、にんにくと玉ねぎを加えて、2、3分炒める。
3.シイタケ、シメジ、えのきだけとハムを加えて、木ベラなどで混ぜながら中火で炒める。油が満遍なくまわったら、塩 1つまみふってから、水分が出始めるまでさらに炒める。
4.茸の表面に水分が出てきたら、小麦粉を茶こしに入れて、全体にふりかける。よく混ぜ合わせる。
5.ナツメグと白コウショウを加えて、混ぜ合わせてから、ワインを加える。混ぜながら水分を飛ばす。(パスタをゆで始める。
6.水分がほとんどなくなったら、キャベツとかぼちゃを加えて、混ぜ合わせる。混ぜながらさらに2、3分炒める。
7.エバミルク、牛乳とパルメザンを加える。混ぜ合わせて、3、4分炒める。
8.ソースの濃度を好みによって、牛乳で調節する。味をみて、塩・コウショウで整える。
9.ゆで上がったパスタを加えて、絡み合わせる。器に盛って、パルメザンをふりかける。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。ヨロシク

2009年11月30日月曜日

Tomato Meat Sauce Rice Casserole

「ノラミ風ドリア」とは?



* 日本のカレーライスとインド料理の関係、スパゲッティ・ナポリタンとイタリア料理、ラーメンや焼き餃子と中華と同じように、「ドリア」はフランス(かイタリア)の米料理を基に進化をして日本独特の料理になったようです。ネット百科事典ウィキペディアによりますと最初は「イタリアの貴族・ドリア一族のためにパリのレストランが創作した料理」だそうです。1925年に来日したスイス人料理長が横浜のホテルニューグランドで初めて、現在「ドリア」と呼ばれている料理を作っていたそうです。いずれにしても、現在、ネットなどでDoriaを検索すると英語圏のサイトは「日本料理のライス・グラタン」を紹介します。 リンク


* アメリカで、ご飯にソースをからめてからオーブンで焼くというキャセロール料理はとても愛されていて、癒される料理のトップ・テンに必ず入っています。ホイトソースをベースにしたものが多いと思います。日本でもあるファミレスでは「ミラノ風ドリア」は人気メニューです。ご飯がホイトソースにからめてから、トマトのミートソースが乗せられて、オーブンで表面が狐色になるまで、焼かれています。

* 今日はその逆で、ミートソースをご飯と混ぜて、上にホイトソース、チーズとパン粉を乗せて、オーブンで上がカリカリになるまで焼きました。

* 題して「ノラミ風ドリア」。 (笑)

2009年11月21日土曜日

Simple & Fast Tomato Sauce + 3

トマトソース
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・ 元々南米から、スペイン経由でイタリアに着いたトマトは世界中に食べられています。もはやパスタにからむトマトソースはイタリアだけのものとは言えないほどです。日本生まれ「スパゲッティ・ナポリタン」も、一応、トマト味ですし、研究を重ねて究極のトマトソースを目指している日本の料理人もいるようです。(「トマトソース」をGoogleで検索すると540万ものページがリストされます。)
・ そこでAmeFoodie流の超簡単・超早いトマトソースの基本レシピとバリエーション、3通りをご紹介します。
・ 超簡単・超早い」の特徴はレモンの皮を使うことによって、茹でる時間が短くても、トマトの生っぽさが取れる。そしてレモンのさわやかな香りとほろ苦さがトマトの酸味とすごく合います。

A. その基本のソースのバリエーションとして、最近はファミレスのメニューにも登場する「アラビアータ」の簡単・早いレシピです。アラビアータはイタリア語で「怒り」という意味だそうです。パイプ状のペンネにからめて出されることが多いです。辛い料理が好きな人に大人気の手早い調理法をご紹介します。
B. 「娼婦のパスタ」と意味を持つスパゲティ・アッラ・プッタネスカ (Spaghetti alla Puttanesca)の名前の由来についていくつかの説がありますが、それらの基本は香り高いことと早くできることです。アンチョビ、ケイパー、オリーブとにんにくの強く主張する材料が上手くトマトに包まれて、彩り良くこのパスタ料理は目、鼻と口を楽しませてくれます。
C. 「秋茄子は嫁に食わすな」と言われるほどに美味しい茄子。「味シメジ」もトマトと相性が抜群です。茄子は火が少々通りにくいですが、炒める前に電子レンジで加熱すると早くて確実です。肉なしでも満足できるこのパスタソースはスパゲッティやペンネはもちろん、ソースがからみやすいらせん状の「フィジーリ(Fusilli)」といっしょに試してください。

基本レシピ
超簡単・超早い トマトソース
野菜や香辛料でゆっくり煮込んだら、無論トマトソースの味に深みが増します。ワインや他の料理にも負けません。でも、トマトとパスタそのものを楽しむなら、ややこしい下準備や長く煮込む時間がなくても良いのです。
材料:(2人分)
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラ・バージン)
にんにく ・・・ 1かけ(みじん切り)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1/2(注1参照)
カット・トマト(パックなど) ・・・ 約380g(注2参照)
ベイ・リーフ(あれば) ・・・ 1/2枚
レモンの皮(黄色部分、細い千切り) ・・・ 1/4コ分
塩 ・・・ 適量(小さじ1/2)

調理法
1.厚手の鍋にとろ火で軽く色が付き始めるまで、にんにくをオイルで炒める。(3、4分)
2.唐辛子を入れて、1分炒めてから、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加えて、中火で沸騰させる。パスタを茹でている間、とろ火で煮込む。
3.ベイ・リーフを引き上げて、捨てる。味をみて、塩で整える。(パスタの茹で汁を足しても良い)
4.茹で上がったパスタをソースにからめて、器に盛る。

1注: お好みでトウガラシの量を調節してください。豆板醤やタイのシラチャも使えます。
2注: 生のトマトを使う場合はしっかり熟したものを選んで、皮をむいて、種を捨ててください。大きさによるが中4個ぐらいが適量でしょう。ホール・トマトの缶詰を使う場合はきちんと、裏ごしして、種を取り除きましょう。カット・トマト、ダイストマトやクラッシュ、粗つぶしトマトなどの名前で売っているトマトのパック詰めや缶詰には種が気にならないほど少ないので、お勧めします。売っているブランドなど以前の投稿にも書いています。記事を読む

基本レシピのバリエーション:
A.アラビアータ風 パスタソース
基本レシピにバジルの葉っぱ(生)8~10枚加えて、唐辛子を小さじ2、にんにくは2~3かけに増やして、ベイ・リーフとレモンの皮は好みによるが、入れなくても良い。バジルは手でちぎって、半分は基本レシピのステップ2トマトといっしょに加えて、残りのバジルはパスタといっしょにからめてから、器に盛る。パルメザンなどの粉チーズをふりかけるとさらに美味しくなる。

B.プッタネスカ風(娼婦のパスタ)
基本レシピに種をとったオリーブ、ケイパー、アンチョビが加わる。辛口の白ワインを大さじ2も加える。好みによって、にんにくを3かけまで増やせる。
1. 2人分なら、オリーブ8個から12個(大きさや好みによって)を用意する。ブラック・オリーブ(塩漬け)とグリーン・オーリブ(酢漬け)の両方を使うと色もきれいで味に更なる変化が生まれる。種をとって、粗くみじん切りにする。
2. ケイパー、小さじ2を洗い水気を切って、みじん切りにする。
3. アンチョビのヒレを3、4枚用意する。(チューブ入りでもOK,小さじ1~2)
4. 基本レシピのステップ2で、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加える前に、トウガラシを炒めてからオリーブ、ケイパーとアンチョビを入れて、2分炒める。白ワインを加えて、よく混ぜてから、ステップ2を続けて、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加えて、中火で沸騰させて、基本レシピ通りに続ける。

C.シメジ&茄子のトマトソース
基本レシピに辛口の白ワインを大さじ2、茄子2本、シメジ1パックを加える。
1. 茄子はヘタをとって、洗って、皮に数箇所フォークなどで穴を開けて、ラップをかけて、電子レンジで4分加熱する。荒熱が取れたら、輪切りにする。
2. シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。
3. 基本レシピステップ2、唐辛子といっしょに茄子とシメジを3分間中火で炒めてから、ワインを加えて、よく混ぜてから、ステップ2を続けて、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加えて、中火で沸騰させて、基本レシピ通りに続ける。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。
ヨロシク

2009年11月12日木曜日

Califlower & Sweet Potato Curry

カリフラワーとさつま芋のカレー炒め ココナツ ミルク ソース

・ 「カレー」はタミル語の「kari(カリ)」から英語の「curry」になったと言われています。語源のカリはスープやソースと言う意味だそうです。日本に明治時代にイギリス経由で伝わり、そして独自に進化して、現在の「カレーライス」となりました。イギリスを始め、英語圏の国々ではカレーと呼ばれている料理は多岐にわたります。
・ インド、パキスタン、ネパールやタイとベトナムなどの専門料理屋が年々増えています。店でカレーの選択は「ポークカレー」か「ビーフカレー」か「チキンカレー」のどれかという時代は終わりました。
・ 家庭で作る日本のカレーはだいたい肉と野菜を煮込んで、小麦粉のルーでとろみを付けますが、今日ご紹介するカレーの野菜は煮込むのではなく、炒めてから蒸して作る、ソースが少ない料理です。


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レシピ
カリフラワーとさつま芋のカレー炒め ココナツ ミルク ソース
材料: (2から3人分)
A. ガーリック・シイタケの下準備用:
にんにく ・・・ 6かけ(皮をむいて、かたまりのままで使う)
ゴマ油 ・・・ 大さじ1
植物油 ・・・ 大さじ2
生シイタケ(大、どんこなど) ・・・ 6個
塩 ・・・ 1つまみ
B. 野菜:
さつま芋(大) ・・・ 1/2個(皮をむいて、1cmにスライスしてから4等分に切る)
カリフラワー ・・・ 1/2個(食べやすい大きさに切る)
ミニトマト ・・・ 6個(ヘタをとって、半分に切る)
C. 香辛料など:
生姜 ・・・ 2cm(皮をむいて、千切りにする)
クミン・シード ・・・ 大さじ1
コリアンダー・シード ・・・ 大さじ1
マスタード・シード(あれば) ・・・ 大さじ1
唐辛子(キムチ用・粉末など) ・・・ 小さじ2
カレー粉 ・・・ 大さじ2
ゴマ油 ・・・ 大さじ1
植物油 ・・・ 大さじ2
水 ・・・ 100cc+100cc(調理法参照)
塩 ・・・ 小さじ1/2
生コリアンダー(香菜、パクチ、シラントロ) ・・・ 1束(茎を細かく刻む、葉っぱをとっておく)
ココナツミルク(缶) ・・・ 400ml

調理法:
A.ガーリック・シイタケを作る:
  1. 必要なら、ブラシなどで泥を落として、石づきを切りとって、シイタケを半分に切っておく。
  2. 大きめの厚手の鍋にゴマ油、植物油とにんにくを入れて、とろ火で少し色が付くまでゆっくり炒める(約6、7分)
  3. 油を残して、にんにくを器に取っておく。
  4. 残った油にシイタケを入れ中火で炒め始める。時々鍋を揺らしてシイタケを動かす。シイタケに油が満遍なく付いたら、強火にして、ヘラなどで転がしながらさらに炒める。
  5. 少し色が付き始めたら、塩を1つまみふって、表面に水分が出るまで炒め続ける。
  6. 十分に色が付いたら、火を止めて、シイタケを器に取っておく。(注参照)
B. 野菜を炒める:
  1. 同じ鍋にゴマ油、植物油、生姜、クミン、コリアンダーとマスタード・シードを入れ中火で香りが出るまで炒める(2、3分)。
  2. さつま芋を加えて、油が満遍なく付くように転がしながら3分間炒める。唐辛子とカレー粉を加えて、混ぜ合わせる。さらに1、2分炒める。
  3. 水100ccを加えて、よく混ぜてから、蓋をして蒸し焼きにする。時々混ぜながら、水分がなくなるまで、蒸す(さつま芋に串がさせる程度、火が通るまで)。
  4. カリフラワーと塩を加えて、混ぜ合わせてから、さらに水100ccも加える。よく混ぜてから、蓋をして蒸し焼きにする。時々混ぜながら、水分がなくなるまで、蒸す。(その間にとっておいたにんにくを適当な大きさに刻んでおく。)
  5. さらに鍋にガーリック・シイタケ、ミニトマト、刻んだにんにく、生コリアンダーの茎とココナツミルクを加えて、混ぜ合わせる。ヘラなどで混ぜながら、沸騰するまで中火で炒める。味をみて、塩で整える。
  6. 器に盛って、生コリアンダーを振り掛ける。

注: ガーリック・シイタケはそのままでも、立派な酒のつまみになりますので、色が付いたにんにくといっしょに召し上がってください。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。
ヨロシク


2009年11月6日金曜日

Stuffed Eggplant

おしゃれな茄子のえび詰め

・ 春にはシンプルな焼き茄子にしょう油とおろし生姜がすごく美味しいし、焦げた皮をむいた時の鮮やかな緑色も目を楽しましてくれます。
・ しかし、秋茄子も格別なご馳走になりえます。世界中で茄子料理が様々で、味付けはその地方の特性を反映します。中近東では崩れるまで焼いた茄子をつぶして、練りゴマやにんにくなどで味付けをして、そのまま野菜とかパンといっしょに前菜として食べる「baba ghanouj(ババ・ガヌーッシュ)」があります。ほぼ同じ料理は英語圏の国に「eggplant caviar (エグプラント・キャビアー)と呼ばれています。中国ではご存知のマーボー茄や味噌炒めがあります。ギリシャ料理の代表的存在には「moussaka(ムーサカ)」という茄子、挽肉、トマトソース、ホイトソースとチーズをラザーニャ風に 焼いたものもあります。アメリカの茄子は大きくて(日本の米茄子よりさらに)、皮が厚いし、渋味があります。皮の厚さを利 用して、中身をくりぬいて、肉やチーズを詰めて焼く料理があります。作るのが少々面倒なので、週末など特別な日に 出されています。
・ 日本の長茄子を使うと比較的に早く出来ます。渋味を抜く必要もなく、皮ごと食べられます。詰め物にハムとえびを使って、特別な日(特別な相手?)にぴったりのおしゃれな一品を紹介します。


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レシピ
おしゃれな茄子のえび詰め
材料: (4人~2人分)
長茄子(大) ・・・ 2個(出来るだけ大きいものを選ぶ)
オリーブオイル(下準備用) ・・・ 適量(エキストラバージン)
むきえび(小) ・・・ 12尾(調理法参照)
オリーブオイル(調理用) ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
ハム(スライス) ・・・ 2枚(細かく切っておく)
玉ねぎ ・・・ 1/4個(細かいみじん切り)
赤ピーマン ・・・ 1/4個(細かいみじん切り)
おろしにんにく(チューブ入りでOK) ・・・ 少々
ビール ・・・ 大さじ3(辛口の白ワインでもドライ白ベルモットでもOK)
レモン汁 ・・・ 小さじ1
ケチャプ ・・・ 小さじ1
イタリアン・ミックス・スパイス ・・・ 小さじ1/4
塩・コウショウ ・・・ 各1摘み
パン粉 ・・・ 大さじ2
パセリ ・・・ 大さじ1(細かいみじん切り)
パルメザン・チーズ ・・・ 大さじ1
えびの準備用:
| 塩 ・・・ 少々
| 日本酒 ・・・ 大さじ2

調理法:
A. 茄子の下準備:
  1. オーブンを210℃に予熱する。
  2. 茄子を洗って、水気をふき取って、縦半分に切る。手で皮と切った面もオリーブオイルを薄く塗る。
  3. クッキングシートを敷いたオーブン皿に茄子を切った面を下において、オーブンで10分間焼いてから、ひっくり返して 、きった面を上にしてさらに10分間焼く。
B. えびの下準備:
  1. 茄子を焼いている間、えび(小さい冷凍のもので良い)を凍ったままで塩を少々ふって、ボールに入れ酒をかけて、 時々混ぜながら自然解凍する。
  2. 少しやわらかくなったら、酒を捨てて、えびをみじん切りにする。皿にとっておく。
C. 茄子を詰めて焼く:
  1. 焼いた茄子が手で触られるほどに冷めたら、少し身を残しながら、皮が傷つかないようにスプーンなどで茄子の身をはずす。(がんばって身を全部はずしてしまうと、皮が薄くなりすぎて、ぺたんこになってしまうので、注意)。はずした身を粗く刻んで、皿にとっておく。
  2. フライパンにオイル大さじ1入れて、ハム、玉ねぎ、ピーマンとにんにくを加えて、中火で5分炒める。
  3. くりぬいて刻んだ茄子の身、ビール、レモン汁、ケチャップ、イタリアン・ミックス・スパイスと塩・コウショウを加えて、水分が半分ぐらい なくなるまで炒める。
  4. えびを加えて、さらに1分間炒めてから、火からおろす。
  5. パン粉とパセリを加えて、混ぜ合わせる。
  6. 茄子の皮をクッキングシートを敷いたオーブン皿において、出来た詰め物をそれぞれに乗せて、上にパルメザン・チ ーズを振り掛ける。
  7. オーブンの温度を180℃に下げて、チーズに焦げ目が着くまで焼いて(10~15分)出来上がり。
ぜひ 熱々で食べましょう!!!

作ってみて方からのコメントをお待ちしています。

2009年11月3日火曜日

トマトの酸味、唐辛子の辛さ、牛肉のコク、にんにくの香り

牛肉のトマト煮込み
・ 今日は料理にまつわる小話がないです。とにかく大好物のにんにく、唐辛子のトマト煮込みで、「我が家の味」というところでしょう。いつの間にか、この味付けに落ち着きました。
・ 牛肉を選ぶときはあまりいい肉を買うとすぐに崩れてしまうので、低価格の輸入肉(オーストラリア、カナダやアメリカ産)が適していると思います。和牛よりもだいぶ脂肪が少ないので、カロリーもその分少ないはずです。(しかし、あまりにも美味しくて、ついついお変わりしてしまいがちです。)
・ 似た様な料理にスペインの「カルネ・デ・ヴァカ・コン・トマテ」(Carne de Vaca con Tomate)がありますが、今日の料理はAmeFoodieのオリジナル料理です。


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レシピ
牛肉のトマト煮込み
材料: (2人分)
牛肉(シチュー用) ・・・ 250g(食べやすい大きさに切る)
塩 ・・・ 適量
にんにく ・・・ 6~8かけ(皮をむいて、つぶす)
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラバージン)
玉ねぎ ・・・ 1個(粗みじん切り)
セロリ ・・・ 1本(葉っぱごと、粗みじん切り)
シイタケ ・・・ 6個(縦4等分に切る)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 大さじ1
塩 ・・・ 小さじ1/2
辛口の赤ワイン ・・・ 100cc(辛口白ワイン、ドライ白ベルモットや日本酒でもOK)
トマト(パック、瓶詰めや缶詰) ・・・ 1パック、約380~500g(注1参照)
野菜ジュース ・・・ 350ml
ローズマリー(生、注2参照) ・・・ 小さじ2(細かく刻む)
ナツメグ ・・・ 小さじ1/2

下準備: 肉に軽く塩をふって、4、5分おいてから、洗って、ペーパータオルなどでよく乾かす。

調理法:
1. 両手鍋(厚手、しっかり蓋できるもの)にオイルとつぶしたにんにくを入れ、とろ火で少し色が付くまでゆっくり炒める。オイルを残して、にんにくを皿にとっておく。
2. 下準備をした牛肉を中火で色が変わるまで炒める。オイルを残して、皿にとっておく。
3. 鍋に玉ねぎ、セロリ、シイタケ、唐辛子と塩を入れ、竹ベラなどで混ぜながら、強火で炒める。水分が出なくなって、鍋の底に少しコゲが付き始めるまで炒める。
4. ワインを加えて、コゲを外すようにヘラで鍋の底をこする。
5. 水分がなくなりかけたら、にんにくと牛肉を鍋に戻して、混ぜ合わせる。
6. トマト、野菜ジュース、ローズマリーとナツメグを鍋に加える。沸騰したら、火をとろ火に弱めて、時々混ぜながら、肉が崩れかけるまで煮込む。(45分から1時間)焦げてしまわないように、途中で必要なら水を足す。
7. 味をみて、塩・コウショウで整える。

・ 写真にはサツマイモのマッシュポテトを添えています。お肉を食べる時は食物繊維を忘れずに・・・と心がけています。そして、トマトの酸味とサツマイモの甘さが絶妙なコンビです。少量のバターをかけた茹でたジャガイモでも、平べったいヌードルでも結構。ご飯にも合います。

注1: 「カット、クラッシュ、ダイス、あらごし、あらくつぶした」トマトなど選ぶ。「ホールトマト」(水煮)だとトマトの種が多過ぎ。9月30日の投稿にこのブログでトマトについて書いていますので、参考にしてください。  リンクはここ

注2: 生ローズマリーの方が乾燥したものより香りがやさしいので、探してください。乾燥のものを使う場合は小さじ1で十分です。

作ってみた方からのコメントをお待ちしています。

2009年11月2日月曜日

洋風五目ずし「ライス・サラダ」

ライス・サラダ AmeFoodie流
・ 冷したご飯にサラダドレッシングや生野菜を混ぜた料理の味は想像しにくいかも知れないが、和食の伝統的なすし飯や五目ずしを思い出せればイメージが浮かぶでしょう。アメリカでは「スシ」といえば、“生魚”、即ちお刺身、或いは特に大学生に人気の海苔巻きすしを意味するようです。大都会では高級すし屋さんがあって、にぎり寿司を研究し、好んで食べる、所謂「通」もいますが、その他のほとんどのアメリカ人にとって、すしはとてもエキゾチックな食べ物です。
・ 逆にライス・サラダは東京の料理屋では見たことはありません。欧米では珍しくないのに、日本ではまだちょっとエキゾチックなのかも知れません。
・ ゴマ油とレモン汁やイタリア風のスパイスと柚子コウショウの和洋折衷カップリングが意外にもとても美味しいです。
・ 帆立貝の代わりにツナ缶(ノンオイル・スープ煮)も使えますが、その場合は少量のアンチョビー・ペースト(チューブ入り)をドレッシングに加えて、海の香りとコクを足しましょう。
・ さらに工夫したい方は器に盛るときにご飯の上に好みのさしみ(かつおのたたき、イカそうめんなども)を乗せると立派な洋風五目チラシ寿司にもなります。
・ ところで、下記の和洋折衷ドレッシングはいつもの生野菜やレタスのサラダにももちろんすごく美味しいので、メモに書いて、マグネットで冷蔵庫に張ってください。


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レシピ
ライス・サラダ AmeFoodie流
材料: (4人分)
お米(調理法を参照) ・・・ 3合 (玄米、麦ご飯、胚芽米お勧め)
帆立貝水煮(缶詰) ・・・ 1缶、小(「割肉」など低価格のものを使う)
塩えんどう豆か茹で枝豆 ・・・ カップ1、約150g(調理法参照)
和洋折衷ドレッシング:
| レモン汁 ・・・ 大さじ1
| 水 ・・・ 大さじ2
| 日本酒 ・・・ 大さじ2
| 米酢 ・・・ 60cc
| 昆布だしの素(無添加、顆粒) ・・・ 小さじ1/2
| 砂糖 ・・・ 小さじ1
| イタリアン・ミックス・スパイス ・・・ 小さじ1/2
| 柚子コウショウ ・・・ 小さじ1/4
| 塩・コウショウ ・・・ 各少々
| ゴマ油 ・・・ 大さじ1
| 植物油(注参照) ・・・ 大さじ3
ミニトマト ・・・ 6~8個
ピーマン ・・・ 1個
玉ねぎ(あれば、紫玉ねぎがアーリー・レッド) ・・・ 1/2個(みじん切り)
パセリ (みじん切り) ・・・ 2、3本 (飾り用)

調理法:
・ 下準備
  1. お米は白米ももちろん、使えるが、玄米、麦飯、胚芽米、五穀米やキノアなどの雑穀がサラダに適しているので、試してみるチャンスだ。お米をたくときに水分の一部に昆布だしを使うと一層に美味しくなる。
  2. 塩えんどう豆を使う場合は少し塩気を抜くために3、4分水につけてからよく水気をきる。枝豆はいつものように茹でて、さやをむいて、豆を150g使う。
  3. 帆立の汁をとっておき、身をほぐしておく。
・ 和洋折衷ドレッシングを作る
  1. 水、日本酒と米酢を耐熱容器に入れ電子レンジで温めて、だしの基を溶かして冷ます。
  2. 帆立貝の汁、レモン汁、砂糖、イタリアン・ミックス・スパイス、柚子コウショウと塩・コウショウをボールに入れ、混ぜる。泡立て器で混ぜながら、ゴマ油と植物油を注ぎいれる。
・ 五目ずしを作る
  1. ご飯が炊き上がったら、すぐに大きなボールかおすし用の桶に移す。豆を加え、しゃもじでご飯を広げて、切るように混ぜながらドレッシングを少しずつ回しかける。(団扇で扇ぐ必要はない。)よく混ざったら、ラップをかけて、冷めるまでおいておく。
  2. 冷ましている間に野菜の下準備をする: ミニトマトのヘタを取って、半分に切る。ピーマンのへたと種をとって、細かいみじん切りにする。玉ねぎも細かいみじん切りにする。
  3. ご飯が常温に冷めたら、下準備した野菜と帆立貝を加えて、混ぜ合わせる。
  4. 常温で食べても良いが、しばらく冷蔵庫で冷やすと味がなじむ。(1時間以上冷やすとご飯が少し硬くなるので、注意が必要。)
  5. 器に盛って、パセリを散らす。

注: ゴマ油の風味を引き立たせるために、ドレッシングに使う油はクセや香りのないものを選ぶ方がいいと思います。キャノーラ油に少し香りがありますので、紅花油やひまわりの種油かグレープシードオイル(ぶどうの種油)がいいと思います。これ等の油は値段が少々高いが、他のドレッシングにも最適なので、重宝します。なければ、サラダ油(普通は大豆の油)を使ってください。

これは絶対に美味しいので、ぜひ 試してください。作ってみた方からのコメントをお待ちしています。

2009年11月1日日曜日

可愛い姪っ子のキャシーちゃんが大好きな料理

キャシーちゃんのマクンチーズ

・ 当方の姪っ子は3才の頃から食べ物の好き嫌いが激しく、お菓子、スープ(何故かインスタントラーメン)以外にチーズ・ソースのマカロニグラタンしか食べてくれませんでした。アメリカではこのマカロニ・アンド・チーズと呼ばれている料理はハンバーガーやピザに並んで、子供に人気の料理です。日本ではカレーライス、ハンバーグ、ラーメンやカラ揚げなどに相当すると思いますが、アメリカ人の大人も子供も家ではこのマカロニとチーズのグラタンを非常に良く食べます。スーパーなどでは水とマーガリンを足して作るパック商品もたくさんの種類が売られています。通称「マック・ェン・チーズ」と呼ばれて、姪っ子キャシーちゃんはそれをさらに略して、「マクンチーズちょうだい」とうれしそうにお願いします。
・ 基本的に炭水化物と動物性油で出来たこの料理といっしょには生野菜をたくさん食べると栄養のバランスも取れます。
・ 当然、この料理の味の決め手はチーズですから、おしゃれでコクのある輸入チーズを使うと高級料理にもなります。からし粉の代わりにフランス産のディジョン・マスタードを小さじ1を加えるのも美味しいです。マカロニではなく、ペンネや蝶々の形のファルファッレ、くるくる巻きのらせん状のフジッリなどでも、もちろんいいです。白コウショウを一味やレッド・ペッパーに変えたら、ピリ辛にもなります。少量の細かく刻んだハムかカリカリに焼いたベーコンを手でつぶしたものを足したり、この基本レシピに自分のアイデアを加えると楽しいと思います。

レシピ
キャシーちゃんのマクンチーズ
材料: (2人分)
マカロニ ・・・ 250cc(125g/カップ1.5)
卵 ・・・ 1個
バター ・・・ 大さじ1
小麦粉 ・・・ 大さじ1
牛乳 ・・・ 180cc
からし粉 ・・・ 小さじ1/2(和がらしでも、イエロー洋からしでも良い)
チーズ(ピザ用) ・・・ 120g
塩 ・・・ 1つまみ
ナツメグ ・・・ 小さじ1/4
パプリカ ・・・ 小さじ1/4
ホワイト・ペッパー ・・・ 小さじ1/8
粉チーズ(パルメザン) ・・・ 小さじ3~4
用意するもの:
ソース鍋、小さいボール、泡立て器、耐熱ベラ(シリコン)、オーブントースター用かオーブン用のグラタン皿(容積300cc以上/2人前用)
調理法:
1. 下記の工程はマカロニを硬めに茹でている間に行う。マカロニが茹で上がったら、水気をきって、ソースに混ぜるまでとっておく。
2. A) ボールに卵を入れて、軽く溶いておく。
   B) オーブンを使う場合は190℃に予熱しておく。
3. 鍋にバターを溶かして、混ぜながら、小麦粉を振り入れて、とろ火でよく混ざり合えるようにして、絶えず混ぜながら5分間炒める。(泡が少なくなるまで)
4. 鍋に牛乳を少しずつ流し入れる。耐熱樹脂のヘラでなめらかになるまで混ぜる。絶えず混ぜながら5分間煮る。火からおろす。
5. Aの卵を泡立て器で混ぜながら、鍋のソースを小さじ3、一杯ずつ、卵に加えて、よく混ざり合ったら、その卵をソースの鍋に加える。(熱いソースをそのまま卵に加えると固まってしまう。)
6. 鍋をとろ火にかけ、ヘラでよく混ぜ合わせる。ピザ用チーズを鍋に入れて、混ぜながら、チーズをとかす。からし粉、ナツメグ、パプリカと白ペッパーを加えて、混ぜ合わせる。ソースの味をみて、塩・コウショウで整える。
7. 茹で上がったマカロニを加えて、混ぜ合わせる。グラタン皿に流し入れて、上に粉チーズを振り掛ける。
8. オーブンかオーブントースターで表面が狐色になるまで焼く。(オーブントースターなら6~10分、オーブンなら15分ぐらい)

2009年10月27日火曜日

鶏肉のご馳走一品

チキン・コルドンブルー アメフーディー風
・ 若い頃、アメリカで「ご馳走」と思っていた料理の1つにチキン・コルドンブルーというハムとチーズを使った鶏の胸肉料理があります。「ル・コルドン・ブルー」というのは1895年パリに創設されたフランス料理、フランス菓子学校の名門です。日本にも支校がありますが、そこで、この料理を教えているかどうかは分かりません。たぶんアメリカで生まれて、勝手にフランスの料理学校名が使われていたような気がします。
・ 鶏胸肉を薄くなるまでたたいて、ハムとチーズを乗せて、形も味付けも調理の仕方も多岐ですが、巻いたり、半分に折ったりして、衣をしっかり付けてから油で揚げたり、オーブンで焼いたりします。名前の印象から、特におしゃれなホテルレストランなどで出されていますが、味は様々。

・ 美味しくて、比較的早くて簡単でシンプルな味付けの自己流のレシピを紹介します。


レシピ
チキン・コルドンブルー アメフーディー風

材料: (2人分)
鶏の胸肉 ・・・ 2枚(*調理法参照)
塩・コウショウ ・・・ 各少々
マスタード(フランス産) ・・・ 小さじ2(クリーミーなディジョン・マスタードを選ぶ)
ハム(スライス) ・・・ 2枚(薄いものなら4枚)
とろけるチーズ(スライス) ・・・ 4枚
パン粉(細目) ・・・ 大さじ4

塩・コウショウ ・・・ 各少々
香辛料 ・・・ 注1参照
オリーブオイル ・・・ 大さじ2
バター ・・・ 大さじ1

玉ねぎ ・・・ 1/2個(細かいみじん切り)
小麦粉 ・・・ 小さじ2
辛口白ワイン ・・・ 100cc(ドライ白ベルモットか日本酒でも可)
牛乳 ・・・ 50cc
ナツメグ ・・・ 小さじ1/4
塩・コウショウ ・・・ 適量

用意するもの: 
まな板、胸肉をたたくための道具(小型鉄のフライパンでも良い)、ラップかクッキングシート、

フライパン、肉の包みにパン粉をつけるための皿、オーブントースター用皿かバット、アルミホイル

調理法
A) 胸肉の1枚ずつ皮をはがして、水洗いして乾かして、その皮をとっておく。ラップかクッキングシートを敷いたまな板に肉を皮面を下にしておいて、上にもラップかクッキングシートを乗せる。胸肉を1枚ずつ、中心から外へたたきながら、薄く胸肉を延ばす。約70mm位の厚さになるまでたたく。(注意:1cm以上の厚さだと火が通りにくくなる。)

B) それぞれの肉に軽く塩・コウショをふる。マスタードを小さじ1杯ずつ肉に塗る。その上ハムとチーズを乗せる。
C) それぞれの肉を半分に折る。(出来る
だけハムとチーズが隠れるようにする。)折口の上と下に蓋をするように鳥の皮を被せて、爪楊枝でしっかり上、下両方でとめる。
D) 皿にパン粉、塩・コウショと好みの辛料注1:例えば、タイムとセージ各小さじ1/4かイタリアン・ミックススパイスを小さじ1/2など)を入れて、混ぜる。
E) 包んだ胸肉にパン粉をつける。
F) フライパンにオイルとバターを入れ火をかけて、バターが解けて泡は少なくなったら、包んだ胸肉をフライパンに入れて、中火で片面5~6分ずつ、狐色になるまで焼く。
G) 肉を焼いている間、オーブントースターを温めておく。オーブントースター用の皿にアルミホイルを敷く。

H) 肉が狐色になったら、G)の皿に乗せて、アルミ箔をかぶせてからオーブントースターに入れる。(ソース作りの間の保温のためなので、温まっていれば、オーブントースターの電源を入れる必要はない。)
I) フライパンに玉ねぎを加えて、半透明になるまで(約4分)炒める。小麦粉を加えて、混ぜながら2、3分炒めてからワインを加える。
J) ワインが沸騰するまでよく混ぜる。2分間煮詰める。
K) 牛乳とナツメグを加えて混ぜ合わせる。火をとろ火に弱めて、焼いた肉の爪楊枝をとってからきれいな面を上にして、オーブンからフライパンに戻す。
L) 肉の上にチーズを1枚ずつ乗せて、蓋をして、肉に完全に火が通るまでゆっくり炒める(約6分、肉の厚さによって時間は前後する)。
M) 肉を器に盛って、フライパンに残ったソースの味をみて、塩・コウショで整えてから、肉の上にかける。

・ この料理を久しぶりに作って食べたら、懐かしくて、かなり感動しました。鶏の胸肉よりモモが好きな友人がこれを食べたら「胸なのにジューシーで、味があるなぁ」と言っていました。ぜひ、試してみてください。

2009年10月19日月曜日

豚ヒレ肉とさつま芋の和洋折衷煮込み


・ 意外な材料の組み合わせだと思われるかも知れませんが、豚肉とさつま芋の愛称がとてもいいです。世界中色いろな国々にさつま芋と豚肉の煮込み料理があるようです。

・ 今日紹介するレシピならどこか和食の感覚を残しながら、アメリカ南部の田舎料理も味わえます。(戻した干しシイタケとにんにくも不思議に合って、なんだか中華料理のような香りになります。それにセージという西洋香辛料が加わって、複雑で、味わい深い組み合わせが生まれます。)

・ このブログのテーマである「多国籍料理」の代表的な一品です。もしもルイジアナ州で生まれたご主人のために日本人奥さんが夕飯を作ったら、こんな一品になるのではと思います。

・ 題して、「豚ヒレとさつま芋の国際結婚煮」を紹介します。寒い日にぴったりです。



レシピ

豚ヒレとさつま芋の国際結婚煮

材料: (2人分)

小麦粉 ・・・ 大さじ山盛り1

 ・・・ 小さじ1/2

コウショウ ・・・ 小さじ1/4

豚肉(ヒレ・かたまり) ・・・ 250g(2cm角・さいの目に切る)

オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)

玉ねぎ ・・・ 1/2個(みじん切り)

日本酒 ・・・ 100cc

シイタケの戻し汁 ・・・ 100cc

オレンジの絞り汁 ・・・ 50cc(市販の100%ジュースでも可)

マスタード(フランス産) ・・・ 小さじ1(ディジョンの粒タイプでもクリーミータイプでも良い)

サツマ芋 ・・・ 250g(皮をむいて、2cm角に切る)

セージ ・・・ 生なら:3枚をみじん切り・乾燥粉末なら小さじ1/2

にんにく ・・・ 2かけ(細かいみじん切り)

干しシイタケ(スライス) ・・・ 30g

水 ・・・ 適量

好みで:

水溶き片栗粉 ・・・ 適量


調理法:

A) 干しシイタケを水で戻し、戻し汁100ccをとっておく。

B) 豚肉を塩・コウショウで下味をつけてから、小麦粉を全体にまぶす。

C) 厚手の鍋にオイルを入れて、豚肉と玉ねぎを肉の色か変わるまで(約4分)中火で炒める。

D) 酒、戻し汁、オレンジ汁とマスタードを鍋に加えて、鍋底のこげを竹べらなどではがすように混ぜながら、炒める。

E) さつま芋、セージ、にんにくとシイタケを鍋に加えて、混ぜ合わせる。

F) 材料がひたひたになるまで水を足す。中火で煮て、沸騰したら、火をとろ火に弱めて、蓋をする。

G) 肉に火が通って、さつま芋がやわらかくなるまで、時々混ぜながら、煮込む(約40分)。

H) 味を見て、塩・コウショウで整える。

I) とろみが足りない場合は水溶き片栗粉でとろみをつける。


皿に盛って、セージの葉っぱなどの緑色で飾ってください。ご飯のおかずでも、パンと食べてもいいです。


2009年10月15日木曜日

かぼちゃとオリーブオイルのブレッド

・ 10月の中旬になってくるとアメリカの子供たちは誰もがハロウィンのことで大はしゃぎです。お父さん はパンプキンの彫刻で苦戦・・・ お母さんは仮装コスチュームの相談や準備で大変です。そして、こ の時期のテレビや映画館ではホラー映画がながれます。
・ スヌーピーのファンなら、チャーリー・ブラウンのハロウインへのこだわりはご存知ですね。(今度はグレート・パンプキン様が現れるかなぁ?)
・ とにかく、かぼちゃだらけのシーズンです。それにちなんで、今日はかぼちゃとオリーブオイルのパン(ケ ーキ?)を紹介します。題して、「ハロウィン・ブレッド」です。
・ スパイスの風味が効いていて、それほど甘くないので、男性でも美味しくいただけると思います。( 当方の母でしたら、甘い泡立てクリームかバニラのアイスクリームといっしょに食べるでしょう、きっと。)
・ ぜひ 試してみてください。 (作った方はここで「コメント」を残していただければ、非常にうれしいです。よろしくお 願いします。)

リンク:
・ ハロウインについてのWikipedia(ウィキペディア)のリンクはこれです。
・ カボチャちょうちん(Jack O'Lantern)の写真はここにあります。

レシピ
ハロウィン・ブレッド
材料: (1斤分)
卵 ・・・ 1個分
オリーブオイル ・・・ 80cc エキストラバージン
ヨーグルト ・・・ 50cc
かぼちゃのピューレ ・・・ 160g(注参照)
砂糖 ・・・ 1カップ
小麦粉 ・・・ 150g(薄力)
塩 ・・・ 小さじ1/2
ナツメグ ・・・ 小さじ1/4
シナモン ・・・ 1つまみ
オールスパイス ・・・ 1つまみ
重曹 ・・・ 小さじ1/2
ベーキングパウダー ・・・ 小さじ1/2
レーズン ・・・ 40g
くるみ ・・・ 40g (粗く砕いたもの)
調理法:
A) オーブンを180℃に予熱する。 パン型にオリーブオイル(材料分外)を塗る。
B) ボールに卵を入れて、混ぜながらオイルを加える。
C) ヨーグルト、かぼちゃのピューレと砂糖を加えて、砂糖が溶けるまでよく混ぜ合わせる。
D) 小麦粉をフルイにかけてから計って、別のボールに小麦粉、塩、ナツメグ、シナモン 、オールスパイス、重曹とベーキングパウダーを入れて、混ぜ合わせる。
E) BのボールにDの粉を少しずつ加えながら混ぜ合わせる。レーズンとクルミを加えて、軽く混ぜ合わせる。(混ぜ過ぎないように注意する。)
F) 型に流しいれ、オーブンで45分 180℃で焼く。
G) オーブンから取り出してから、10分間冷ましてから、パンを取って、ざるなどで完全に冷ましてから 切る。

注: かぼちゃのピューレは缶詰で売っていますが、生のかぼちゃから簡単に作れます。かぼちゃを 固まりのまま、ラップをかけ、電子レンジで3分 加熱をします。少し冷めたら、皮をむいて、さいの目に 切ります。大さじ2、3杯の水とかぼちゃを耐熱容器に入れラップをかけて、電子レンジでさらに5分 加熱します。取り出したら、竹べらなどで実をつぶします。(まだ少し硬いようでしたら、さらに2、3分 加熱します。)ある程度につぶれたら、今度はフォークでなめらかにします。今日のレシピに使う場合 はそのままで出来上がりです。少量のバター、塩と砂糖を足すと美味しいかぼちゃのジャムも出来ま す。トーストなどにぬってみてください。

2009年10月14日水曜日

鶏のピリ辛手羽甘酢オーブン焼き・米国風


昨日の投稿には中華四川風のピリ辛甘酢手羽だけの写真を載せました(下記参照)。
今日はもう1つ、アメリカで流行している、レモン・ペッパー味のオーブン焼き手羽の写真を公開します。
材料と調理法は下記にあるとおりです。 メチャメチャ美味しいですので、試してみてください。

2009年10月13日火曜日

鶏の手羽・甘酢オーブン焼きX2




・ オーブンで焼くピリ辛で甘酸っぱい、おかずでもおつまみにでもなる簡単鶏肉の手羽料理、二通りを紹介します。1つは アメリカで大人気のレモン・ペッパー味で、もう1つはヘルシーと言われている甘い中国の黒酢を使った四川風バージョンです。
・ どちらも材料費が安くて、調理法はいたってシンプルです。鳥手羽で 一石二鳥と言えるかなぁ。
オーブンに掘り込んだら、勝手にできっちゃうので、他の準備しながら(それともテレビを見ながら)作れる料理です。焼き上がりは手で食べても良いので、楽しい一品でもあります。(おしぼりやナプキンをたくさん用意してくださいね。)
・ 調理の仕方がまったく同じなので、いっしょにご案内します:

注意:写真は全部 中華の四川風の手羽元の場合です。

鶏のピリ手羽の甘酢オーブン焼き アメリカ風・中華四川風
レシピ

材料:(2人から4人分)
)米国レモン風味           ()四川風:       
焼酎 ・・・ 120cc ・・・ ← 紹興酒
・       レモン汁・・・  60cc ・・・ ← 中国黒酢(注参照)
・    砂糖 ・・・ 大さじ1 ・・・ ← 左と同じ材料
水飴か蜂蜜 ・・・ 大さじ1 ・・・ ← 黒蜜    
いい感じの照りが付く。なければ砂糖でも良い
  オリーブオイル ・・・ 大さじ2 ・・・ ← ごま油       
塩 ・・・  小さじ1 ・・・ ← 同じ
白コウショ ・・・ 小さじ1/4 ・・・ ← 同じ 
一味(キムチ用唐辛子) ・・・ 小さじ1/2 ・・・ ← 同じ       
鶏手羽元・手羽先 ・・・ 各6本 ・・・ ← 同じ         
               お好みで :
にんにく(みじん切り) ・・・ 1かけ ・・・ ← 同じ          
生唐辛子(輪切り) ・・・ 1本分 ・・・ ← 同じ        
《中華四川風バージョンだけ: 山椒の実(花山椒) 少々》

調理法:
A) 冷凍庫用(ジッパー付き)密閉袋に鶏以外の材料を入れて、砂糖と塩が溶けるまで混ぜ合わせる。手羽を加え、封をして、冷蔵庫に2時から4時間 漬け込む。(途中、袋ごとを2、3回ひっくり返す。)
B) オーブンを190℃に予熱する。手羽が全部を重ならないように一段に並べられる大きさの平べったいオーブン用容器(ロールケーキ用など)にアルミ箔を二重に敷いて、手羽を並べる。漬け汁を流し入れて、容器の上をアルミ箔一枚で被って、オーブンで30分焼く。
C) アルミ箔をとって、焼き汁をスプーンで全体にかける。オーブンの設定温度を200℃にあげて、今度はアルミ箔などで蓋なしで、深い狐色になるまでさらに25分から35分間焼く。

注:ここでいう「黒酢」は中国の「鎮江香醋」という甘さのある江蘇省で古代から作られているお酢のことです。(写真では黄色ラベルのビンです。)
・ 最近は比較的簡単に見つけられますし、値段もお手軽です。アメリカでは高額のバルサミコ酢の代わりに使っている料理人がいるそうです。中華料理だけではなく、使い道は様々です。

・ ところで、写真を撮るときに手羽の下にベービーリーフを敷きました。熱い焼き汁がリーフにかかって、それを食べたら超美味でした 残った汁を熱いうちにサラダ菜や生ほうれん草にかければ、とても美味しいホット・ドレッシングになります。

2009年10月10日土曜日

アボカドとチキンのサラダx2

・ 今日はアボカドを使った料理を紹介します。日本に住み始めた37年前は日本のスーパーでアボカドを置いている店はほとんどなかったです。大好きな食材ですから、わざわざ麻布や青山の高級な店に行って買っていました。しかし最近は居酒屋でマグロの刺身と和えて出したり、健康食品として、豆腐と合わせた料理も紹介されています。
・ 「森のバター」とも呼ばれるほど脂肪分が豊富ですが、栄養価が高い食材です。《難しい話:脂肪分はほとんどが不飽和脂肪酸であり、血中コレステロールを増加させる心配が少ないです。むしろ、血液中の善玉 ( HDL ) コレステロールを増やす働きをします。ビタミンEも多く含まれています。》
・ アボカド自体の味にはあまり癖がないので、他の食材の風味を引き立てる役割もあります。レモン汁などの酸性ドレッシングを和えるときれいな緑と黄色が保たれ、変色しにくく、アボカドの味とぴったり合います。(アボカドを半分に切って、種をとった後のくぼみにただただレモン汁を入れて、カリカリのトーストといっしょにそのまま食べるのが、最高のおヤツだと思います。)

・ 今日はアボカドと愛称がとても良い、蒸した鶏の胸肉のサラダのレシピを二通りお教えします。

1つはアボカドの半分をつぶして、風味高いクリーミーなブルーチーズドレッシング(後記)と混ぜてから、他の材料と和えます。蒸し鶏、セロリ、クルミと生バジルを使います。エッ?ブルーチーズと思った方に言います:ほんの少々しか使わないから、このドレッシングはぜんぜんチーズ臭くないです。ご安心を。。。
もう1つはメキシカン風にシラントロ(中華料理の香菜、タイ料理のパクチと同じものです)、トマト、ピーマン、玉ねぎとビーンズを使います。食べる時は市販のサルサを添えて、かけたり、いっしょに食べたりします。コーンチップスを用意すると酒のつまみに最適です。

・ アボカドを調理したことがない方はこちらをご覧ください。

レシピ
アボカドとチキンのブルーチーズ・ドレッシング和えサラダ
材料: (2人から4人分)
アボカド ・・・ 1個(熟したものを選ぶ)
蒸し鶏(胸) ・・・ 1枚(食べやすい大きさのさいの目に切る)
セロリ ・・・ 1本(食べやすい大きさに切る)
くるみ ・・・ カップ1/2(少し砕く)
生バジルの葉っぱ ・・・ 大8枚(細かくちぎる)
ブルーチーズ ・・・ 小さじ山盛り1
プレーンヨーグルト ・・・ 大さじ3
レモン汁 ・・・ 小さじ2
オリーブオイル ・・・ 小さじ1(エキストラバージン)
コウショウ ・・・ 好みで少々(小さじ1/4程度)
塩 ・・・ 必要なら少々

調理法:
A) ブルーチーズを全部の材料が入るボールに入れ、ヨーグルトを少しずつ加えながら、フォークでなめらかになるまで混ぜ合わせる。レモン汁、オリーブオイルとコウショウを加えて、混ぜる。
B) アボカドを半分に切って、皮を丁寧にむいて、種をとる。半分はまないたの上で細かく切ってから、A)のボールに加えて、つぶしながら、よく混ぜ合わせる。
C) 残りのアボカドを2cm角のさいの目に切って、ボールに加える。
D) 蒸し鶏も同様に切って、ボールに入れる。
E) セロリ、クルミとバジルもボールに加えて、ゴムベラなどでやさしく混ぜる。
F) 味を見る。チーズからの塩分は十分のはずだが、必要なら塩を少々加える。
G) ベイビーリーフなどのサラダ菜類の上に盛る。

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レシピ
アボカドとチキンサラダ・メキシコ風
材料: (2人から4人分)
アボカド ・・・ 1個(熟したものを選ぶ)
蒸し鶏(胸) ・・・ 1枚(食べやすい大きさのさいの目に切る)
ビーンズ(缶詰) ・・・ 120g(ミックスビーンズでも、ガルバンゾでも、レッドキドニーでも良い。洗って、よく水切りをする)
ライム汁 ・・・ 大さじ2(レモン汁でも良い)
玉ねぎ ・・・ 1/2個(粗みじん切り)
ピーマン ・・・ 2個(粗みじん切り)
ミニトマト ・・・ 8個(ヘタをとって、半分に切る)
にんにく ・・・ 1かけ(細目のみじん切り)
オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
チリパウダー ・・・ 小さじ1/2(注を参照)
塩・コウショウ ・・・ 適量
シラントロ ・・・ 1束から2束(葉っぱを手でちぎって、茎は細かく切る)
市販のサルサ(瓶詰め) ・・・ 適量
好みで:
生の赤唐辛子 ・・・ (小)2本(種をとって、輪切りにする。)

調理法:
A) ビーンズを小さいボールに入れて、ライム汁をかけ、混ぜてから置いておく。
B) 玉ねぎ、ピーマン、ミニトマト、にんにく、オリーブオイルとチリパウダーを全部の材料が入るボールに入れて、塩とコウショウを少々かけ、混ぜ合わせる。
C) アボカドを半分に切り、種をとってから丁寧に皮をむく。2cm角のさいの目に切って、ボールに加える。
D) 蒸し鶏も同様に切って、ボールに入れる。
E) シラントロ、唐辛子とビーンズとライム汁をボールに加え、ゴムベラなどでやさしく混ぜる。
F) 味をみて、必要ならば、塩を足す。
G) 器に盛って、市販のサルサを添える。

注: ここでいう「チリパウダーはメキシカン料理に使う、唐辛子、にんにく、クミンやオレガノなどの粉末ミックススパイスです。スーパーで売っていますが、後ろのラベルも確かめてください。時には一味唐辛子も「チリパウダー」と呼ばれることがあります。

今日の料理はどちらもメチャメチャ美味しいので、ぜひぜひ試してください。

オバマ米大統領平和賞


心から祝辞を申し上ます
今後の活躍を期待します

2009年10月8日木曜日

チョコレート!!!


 友達のルミちゃんから、ハワイのお土産としていただいたお菓子です。
その中に「Butterfinger」というチョコバーがありました。このお菓子は1923年に発売されて、子供のころは数えられないほど食べました。何十年ぶりに食べたので、とても懐かしかったです。
 そして、「Whoppers」という、当方の大好物なチョコです。モルト(麦の麦芽)をカリカリに膨らましたセンターの周りに甘~いミルクチョコをコーティングしてあります。これはアメリカに帰る度に大量に買って、日本に持って帰りますが、半年以上ストックが切れていて、とっても助かりました。
 ルミちゃん、感謝感謝

メキシコ風・イタリアンちゃんぽん!?!


  先日の夕飯ですが、いきさつがちょっとややこしいです。。。なんとなく長崎「ちゃんぽん」が食べたかったのですが、必要な材料がなかったのです。
  ところが、愛媛県の「じゃこ天」はありました。(あぶって、大根おろしと食べるのもいいんですが、すごく美味しいおだしが出るので、煮込みや炊き込みご飯にも最高です。)
  平べったいパスタ、リングイネもありました。
  時々作るとても好きなパスタ料理に、ボンゴレ・ビアンコのようなものがあります。(当方のレシピはあさりワイン蒸しソースにカリカリに焼いた大量のにんにくとグリーンピースです。)
  それに冷凍のシーフードミックスもあったので、合わせて作ってみることにしました。香辛料として緑色のタバスコ、クミンとオレガノを加えるとメキシカン風になることに気が付きました。さらに香菜(メキシカン料理に欠かさないシラントロ)もちょうどあったので、狙い通りの味になりました。
  とても風変わりの一品でしたが、大満足です。
  イタリアの料理人が日本の練り物技術を持って、メキシコの港町にやってきたら、こんなパスタを作るかも知れません(

2009年10月5日月曜日

昨日の夕飯・チヂミ

・ 韓国風お好み焼きとも呼ばれていて、日本では普通、「チヂミ」と呼んでいますが、アメリカの韓国料理店ではジェオンと呼んでいて、例えばキムチチヂミの場合はキムチジェオン、ニラは韓国語で「パ」というので、ニラのチヂミはパジェオンといいます。「ジェオン」の前に主な材料の名前をおくのです。

・ 映像はニラ、玉ねぎ、豚肉、あぶったじゃこ天と黄色ピーマンを入れて、29cmの大きなフライパンをいっぱいにして焼いたものです。
一人、一枚でおなかがパンパンになりました。韓国料理も大好きです。

コファテレン(ニューヨークのユダヤ料理・鶏レバーカツ)




 20何年前に「From My Mother’s Kitchen」(母のキッチンから)という、ミミ・シェラトンさんが書き下ろしたレシピ集と自伝を買いました。以来、本がぼろぼろになるまでしばしば使っています。著者は長年、NYタイムスのレストラン評論家で、料理研究家です。育てられたニューヨークのユダヤ人社会とその独特の料理を資料として残すためにお母さんがまだご健在の内に材料や調理法を記録しました。本が出版された1979に、残念ながら、お母さんはすでに亡くなっていました。

 ユダヤ教には複雑な食料品の取り扱いと調理法の規定があります。ニューヨークを中心として、アメリカにドイツや東ヨーロッパから移住したユダヤ人が独特な「イディッシュ料理」を作り出して、それはニューヨークの文化の一面とも言えましょう。(アメリカ在住のユダヤ人の多く、特にヨーロッパからの移民とその子孫は、イディッシュ語を話します。)

 今日のレシピ:「コファテレン」の名前は中近東の肉団子「コフタ」からだそうです。ミミさんは「鶏と鶏レバーのコロッケ」と呼んでいます。焼くときは団子状でもコロッケ状でも出来ます。玉ねぎの甘さが引き立っていますので、ソースをかける必要はないと思います。冷めても美味しいですが、カリカリ、熱々で食べましょう。


コファテレン(ニューヨークのユダヤ料理・鶏レバーカツ)

材料:(カツ8枚・団子12~14個)

鶏のレバー ・・・ 200g(ハツ入りでも良い)
鶏のモモ挽肉 ・・・ 200g
玉ねぎ ・・・ 1/2個
卵 ・・・ 1個
パン粉(細目) ・・・ 適量
塩 ・・・ 小さじ1/2
白コウショ ・・・ 少々
ナツメグ ・・・ 少々
油(調理法参照) ・・・ 大さじ4

調理法:

A) レバーを洗って、ペーパータオルなどで水気をふき取って、黄色の脂肪や筋を切り落とす。(ハツもきれいに洗って、外の薄皮、脂肪分や筋を切り落として、再度洗って、血の塊を取り除く。)
B) レバー(とハツ)をみじん切りにし、ボールに入れる。
C) 玉ねぎを細かいみじん切りにし、ボールに加える。
D) 挽肉とたまごをボールに加えて、よく混ぜ合わせる。
E) 塩、コウショ、ナツメグを加えて、パン粉で濃度を調節する。(平らのコロッケ状のミニカツ風の場合は少々ゆるくても良いので大さじ2態度、団子状なら、かなり硬いほうが良いので、先ずはパン粉大さじ4を混ぜいれる。)
F) 皿にころも用のパン粉(おおさじ4、5杯)を敷く。
G) フライパンか中華なべに油を入れる。(好みで、普通の揚げ油でも、オリーブオイルかエキストラバージンオリーブオイル半分と大さじ2のバターを使う。)中火で熱する。
H) スプーンで大さじ山盛り1をすくって皿のパン粉の上に乗せる。スプーンと小型ゴムベラで回りにパン粉をつけて、形を整える。熱せた油に入れて、次のカツを作る。
I) 順々、カツを作って、油に入れて、片面が濃い狐色になったら返して、両面を焼いて、ペーパータオルなどに乗せる。
J) キャベツの千切りといっしょに器に盛る。

鶏と鶏レバーのカツ ・ コファテレン


材料の準備OK.
(時計回り:)卵、鶏モモの挽肉、パン粉(細目)、鶏レバーのみじん切り、鶏ハツ(細かいみじん切り)、玉ねぎ(細かいみじん切り)
白コウショ、塩、ナツメグ、油

2009年10月2日金曜日

太陽の光スープ


お世話になっている社長に「最近ひよこ豆の缶詰は簡単に買えるようになってうれしいです。」と言ったら、「何の豆?聞いたことはないねぇ。」と言われました。たぶん知らないで食べています。ひよこ豆はガルバンゾ・ビーンズとかエジプト豆やチックピーとも呼ばれていて、中近東のフムスやファラフェルの原料で、イタリアやフランスにスープやシチューなど、サラダに振り掛けるなど使い道が広いです。値段が安くて、味が良く、とても栄養価が高いので、アメリカの自然食品・健康食マニア(フーディーという)達の好物の1つです。今日案内する料理はそのフーディー達のレシピを少々自分なりにアレンジしたものです。西洋料理に見えて、食べるとどこか和食感があるスープです。


太陽の光スープ
材料:(4人分)
玉ねぎ ・・・ 1個(みじん切り)
にんにく ・・・ 1かけ(みじん切り)
生姜 ・・・ 3cm(細めのみじん切り)
エキストラバージンオリーブオイル ・・・ 大さじ1
ヒヨコマメ缶詰 ・・・ 1缶(400g)缶詰の汁を捨てて、豆を洗って水気をきる
にんじん ・・・ 1本(皮むいて粗いみじん切りにする)
ジャガイモ ・・・ 1個(皮むいて粗いみじん切りにする)
かぼちゃ ・・・ 1/4(約400g)下拵えは調理法を参照
水 ・・・ カップ4
だしの基 ・・・ 適量(昆布だしか野菜だし・顆粒)
カレー粉 ・・・ 小さじ1/2
白コショウ ・・・ 少々
味噌 ・・・ 適量(調理法参照)
豆乳(無調整) ・・・ 200cc + 飾り用:少々
パプリカ ・・・ 赤と黄色、各1/4(細かいみじん切り)
調理法:
かぼちゃの下拵え:かたまりのまま電子レンジで2分間加熱して、濃い緑色の硬い皮をうすむく。(写真のようにまだ少し緑色が残る。)皮をむいてからさいの目に刻む。
A) 玉ねぎ、にんにく生姜とオイルを鍋に入れて、とろ火で3、4分炒める。
B) 豆、にんじん、ジャガイモ、かぼちゃ、水、だしの基、カレー粉と白コウショを加えて、中火で煮立つ。沸騰したら弱め、蓋をして野菜が柔らかくなるまで煮込む。火を止める。
C) 少し荒熱が取れたら、マッシュポテト用のジャガイモつぶす器などで野菜をつぶす。(ミキサーやフードプロセッサーを使う場合は火傷に十分に注意をし、ほんの短い缶に動かす。完全にクリーム状になってしまわないように注意をする。)
D) 豆乳を加えて、よく混ぜる。
E) 味噌は塩加減をみながら混ぜ入れる。(先ずは大さじ山盛り1杯程度を試す。)
F) 再度、火に掛けて沸騰する直前まで温める。味をみて、塩・コウショで調える。
G) 器に盛って、パプリカと豆乳で飾る。
注): ステップAの時に小さじ1/2のクミンシードか粉末を加えていっしょに炒めるととても中近東風の味になります。