2009年12月30日水曜日

Oven Braised Spicy Chicken and Sweet Potato

さつま芋料理

 先日、イギリスのケント州に住むそにあさんからこのコメントいただきました:
「今日は、ちょっと面白いサツマイモのレシピを探しに来ました。甘くしないで、オーブンで出来るレシピ、何かありますか?アイデアがあったら是非、のせてください!」 ありますよ。一番簡単な方法はさつま芋をむいて食べやすい大きさに切って、オリーブオイル、にんにく、塩、香辛料(唐辛子少々、タイム、ローズマリーなど)と混ぜて190℃のオーブンに40~50分焼く。しかし、これは「面白い」とは言いえませんね。
 世界中に色いろな形状や味のさつま芋はあります。アメリカでは、感謝祭やクリスマスディナーに登場するのはかなり甘いスイートポテトキャセロールです。さつま芋は一度ゆでるかオーブンで焼いてから、牛乳やバター、香辛料と砂糖を混ぜて再度オーブンで焼く料理です。極端の場合いはマシュマロを上に乗せるとか、パイナップルなどいっしょに混ぜて焼くものもあります。アメリカの南部なら、伝統的なさつま芋料理は豚肉と煮込んだもの、何種類かがあります。そにあさんのご主人はユダヤ人なので、豚肉は食べないはずですから、ご紹介するのは他の国の料理です。
 ジャマイカ島で栽培しているさつま芋は非常に香りが良いそうです。ピーナツやココナツミルクなどさつま芋の甘さを引き立つ材料と調理することが多いようですが、今日 ご紹介するには鶏肉とりんごを使った一品です。香辛料、お酢とりんごがさつま芋の甘さを上手く調和します。下記のレシピはオーブンで焼く場合の調理法ですが、真空保温調理器具や「スロークッカー」などでも作れます。(出来上がりはシチューのようで、オーブンで焼くよりスープが多く残ります。あまり長く煮込むとさつま芋が崩れてしまいます。)


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レシピ
スパイシー鶏肉とさつま芋のオーブン焼き
材料: (2~3人分)
さつま芋 ・・・ 500g(中、2個)
鶏のもも肉 ・・・ 300g(皮と余分な脂をとって、食べやすい大きさに切る)
オリーブオイル ・・・ 小さじ2(エキストラバージン)
玉ねぎ ・・・ 2個(半分に切って、薄くスライスする)
にんにく ・・・ 2かけ(みじん切り)
生姜 ・・・ 1.5cm(皮をむいて、細い千切り)
りんご(大) ・・・ 1個(300g、皮をむいて、8等分くさび形に切って、さらに半分に切る)
塩 ・・・ 小さじ1
唐辛子(レッドペパーフレークなど) ・・・ 小さじ1~大さじ1(好みの辛さで)
シナモン(粉末) ・・・ 小さじ1/2
ナツメグ ・・・ 小さじ1/4
ブラウンシュガー(か 黒砂糖) ・・・ 小さじ1
辛口の白ワイン か ドライ・ベルモット ・・・ 150cc
レモン汁 か 酢 ・・・ 小さじ1
パセリなどの飾り用ハーブ ・・・ 適量(細かく刻んだもの)
調理法:
1.さつま芋の皮をむいて、食べやすい大きさに切る。耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで4分加熱する。そのまましておく。
2.オーブンを180℃に予熱する。
3.油と鶏肉を大きめの鍋に入れて、中火で炒める。ころがしながら手早く肉に色を付ける。(完全に火を通す必要はない。)色が付いたら、鍋に出来るだけ油を残して、肉を別の容器に移して、アルミホイルなどかぶせる。
4.残った油で玉ねぎを中火で炒める。しんなりしてきたら、にんにく、生姜、りんごととっておいたさつま芋を加えて、混ぜながら、油が全体にまわるよう炒める。
5.塩、唐辛子、シナモン、ナツメグとシュガー(砂糖)を加えて、よく混ぜ合わせる。
6.鶏肉とさらに溜まった肉汁を鍋に加えて、よく混ぜ合わせる。
7.火を強めて、ワインとレモン汁を加えて、ヘラなどで混ぜながら沸騰させる。
8.2分間ぐらい沸騰したら、火を止める。鍋で炒めた材料とジルを全部、オーブン用容器に入れ、アルミホイルか蓋をかぶせて、180℃で15分焼く。ホイルか蓋をとって、ヘラなどで混ぜて、温度を200℃に上げて、さらに芋がやわらかく、肉に火が通るまで焼く(約10分)。
9.皿に盛る時はたっぷりパセリを振り掛ける。

今日の料理を作ってみた方はもちろん、
ご質問やコメントのある方からもメッセージをお待ちしています。

ヨロシク

2009年12月17日木曜日

Crispy Wraps : AmeFoodie Style

アメフーディー流・クリスピー・ラップ

ラップとは
 この頃、コンビニやスーパーでピタパンやトルティーヤか少し正体不明なパンに巻いているサンドウィッチを「ラップ」などという名前のものが売られるようになりました。(ラップサンド、ロールアップ、ハンディータイプなど呼び方は様々ですが。)その大半は電子レンジで温めてから食べるようになっているようです。残念なことにパンは電子レンジで熱してしまうと特質が変わって、歯応えが悪くなるので、商品に本物のピタやトルティーヤは使えないようです。

 元々、「ラップサンド」はたぶん、ギリシャ料理の「ギロピタ」(薄くスライスした肉と野菜をピタで巻いて、手巻き寿司のように食べるもの)か、メキシコ料理(厳密に言えばテクス・メクス料理)の「ファヒータ」という小麦のトルティーヤに調理した肉や野菜を乗せて、手で巻いて食べるものでしょう。
- ギロピタの写真はここ
- ファヒータの写真はここ

 そして、とても人気が高いベトナム料理の「生春巻き」があります。もちろん、「パン」で巻いている訳ではないが、肉と野菜を何かで巻いて、手で食べるということで原理的に「ラップサンド」の一種だと思います。

 市販しているものより美味しいラップを食べたいです。しかし、日本ではピタパンやトルティーヤはそう簡単に手に入りやすくないし、生春巻きの皮(ライスペーパー)が少々扱いにくいものです。そこで、今日ご紹介する料理は、外があったかく、中の野菜がシャキシャキしていて、比較的に簡単に作れて、材料がどこでも売っている「クリスピー・ラップ」です。中身のバリエーションは無限にありますので、手順を覚えたら、自分だけのオリジナルなラップサンドが開発できます。 ぜひ お試しください。


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レシピ
アメフーディー流・クリスピー・ラップ
チキン・ベーコン
材料:(2人分)
A ドレッシング:
練りゴマ ・・・ 小さじ1
マヨネーズ ・・・ 大さじ1
チリ・ソース(シラチャなど) ・・・ 小さじ1/2~小さじ1(好みの辛さで)
レモン汁 ・・・ 大さじ1
ゴマ油 ・・・ 小さじ1/2
B 詰物:
ベーコン ・・・ 3枚(カリカリに焼いて、崩す)
蒸し鶏(胸肉) ・・・ 胸1枚分(肉を裂いて、5cmに切る)
ベイビーリーフ ・・・ 1パック(洗って、水気を良く切る) 
 - 貝割れ大根 ・・・ 1パック(根を切り取って、洗って、水気を切る)
長ネギ ・・・ 1/2本(5cmの白髪ネギに切る)
C ラップ:
春巻きの皮 ・・・ 6枚
水溶き片栗粉 ・・・ 適量
植物油 ・・・ 小さじ1
調理法:
1.A ドレッシングの材料をボールに入れ、よく混ぜ合わせる。
2.B 詰物の材料を加えて、ドレッシングが全体にいきわたるまで混ぜる。
3.春巻きの皮を使って、中華の春巻きより詰め物を多目にし出来るだけ丸く巻く。水溶き片栗粉でしっかりとめる。
4.広いフッ素加工のフライパンを中火でよく熱して、油 小さじ1/2を入れて、ペーパータオルで広げる。ラップ3本ずつ入れて、ころがしながら手早く表面全体に狐色になるまで、焼く。(上の写真参照) 残りの3本も同じように焼く。
5.手で食べやすいように、ラップの半分をクッキングシートなどで巻く。(とても熱いので、火傷をしないように注意してください。)

バリエーション:
ラップに詰めるものは基本的に何でもいいので、好みのドレッシング(水っぽくならない程度)と火を通した肉(ハム、ローストビーフなど)と野菜を食べやすいように千切りにすればOK。洋風の材料なら、チーズも入れると少しとけるので、よくまとまる。他には:
 蒸し鶏、きゅうり、ネギとゴマだれなら、バンバンジー風!
 ゆでたえびを半分に割って、香菜、ナンプラとシラチャで味をつけた戻し春雨なら、ベトナムの生春巻き風!

今日の料理を作ってみた方ももちろん、
ご質問やメッセージのある方からのコメントもお待ちしております。

ヨロシク

2009年12月16日水曜日

Little Turnips in Dahl Curry

かぶ入りダール(豆カレー)

 寒い日には辛い料理が食べたくなります。(蒸し暑い日にも辛い料理が合うから不思議です。)韓国、タイとインド料理はすぐ浮かびます。日本の「カレーライス」も美味しいですが、本格的なインド風カレーで部屋中に異国の香りを漂わせてもいいですね。さらに100円ショップでインド産のお香を買って炊くと尚エキゾチック!
 以前の投稿でも「カレー」のルーツを話していますが、今日のレシピのテーマは「香り」ですから、カレー粉を鍋に加える前に一度 乾煎りをします。煎ることによって、さらに香りが良くなるばかりではなく、味にコクが出ます。お好きな香辛料(シナモン、カルダモン、クミンやコリアンダーなど)があれば、カレー粉に加えていっしょに煎ると自分だけの味が生まれます。大人の味をするには唐辛子を加えてください。
 野菜だけのカレーですから、とてもカロリーが低くて、豆の植物繊維が体に非常に良いので麦ご飯といっしょに召し上がって、お変わりもしてもいいと思います。(「ヘルシー」ではないかも知れませんが、鶏の唐揚げとかなり合います。) ダールに入れる野菜はかぶ以外に、にんじん、さつま芋、大根やジャガイモでもとても美味しいですので、ぜひ 試してみてください。


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レシピ
かぶ入りダール(豆カレー)
材料:(3~4人分)
玉ねぎ ・・・ 3個(みじん切り)
植物油 ・・・ 大さじ1
レッド・レンティル(レンズ豆) ・・・ 150g(約180cc)
生姜 ・・・ 3cm(皮をむいて、千切り)
にんにく ・・・ 4かけ(みじん切り)
カレー粉 ・・・ 大さじ3(調理法参照)
マスタード・シード ・・・ 大さじ1
ゴマ油 ・・・ 大さじ1
かぶ(小) ・・・ 6~8個(皮をむく)
顆粒昆布だしの素 ・・・ 小さじ1(無添加、あれば減塩)
水 ・・・ 適量(約800cc)
ガルバンゾ豆(ひよこまめ、缶詰) ・・・ 350~450g(洗って、水気をきる)
かぶの茎と葉っぱ ・・・ 3~4個分(よく洗って、水切りをし、みじん切り)
ココナツミルク(パックか缶詰) ・・・ 150~250ml
ガラム・マサラ(あれば) ・・・ 小さじ2
塩 ・・・ 小さじ1+適量
好みで:
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1~3
調理法
1.玉ねぎと油を厚手の鍋に入れ、濃い狐色になるまで炒める。最初は中火で絶えず混ぜながら炒めて、少し焦げたところが現れたら、火を極細いとろ火にして、玉ねぎを広げて、時々混ぜて、広げてを繰り返しながら、さらに炒める。15~20分はかかる。(火が強すぎたら、全体的に狐色になる前に、苦い、黒く焦げたとろこが出来てしまうので、気長にやるようにしよう。)
2.玉ねぎを炒めている間に、洗ったレンズ豆をたっぷりの水につけておく。
3.玉ねぎに色が付いたら、生姜とにんにくを加えて、よく混ぜ合わせて、2分ほどとろ火のままで炒める。
4.カレー粉を小さいほうろう鍋かフライパンで 鍋をゆすりながら2、3分間 煎る。(色が少し変わって、香りが立つ。煙が出たら、すぐ火からおろす。)玉ねぎのなべに加える。(唐辛子を使う場合はカレー粉といっしょに煎る。)
5.マスタード・シードとゴマ油をほうろう鍋かフライパンに入れて、揺らしながら火にかけて、シードがはじけるまで炒める(2、3分)。(シードが鍋の外へと飛ぶので、片手に蓋を持って、鍋を覆う。)「パン、パン」と音がしたら、シードを玉ねぎの鍋に加える。
6.レンズ豆、かぶとだしの素を玉ねぎの鍋に加え、かぶがひたひたになるよう水を注ぎいれる。中火で沸騰するまで炒める。火をとろ火におとし、蓋をして、かぶがやわらかくなるまでの込む。(約20分間、レンズ豆はだいぶ崩れている。)
7.ガルバンゾ豆と小さじ1の塩を加えて、中火にして沸騰させてから5、6分煮込む。
8.その間、みじん切りにしたかぶの茎や葉っぱを耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで3分加熱する。冷たい水で冷やし、よく水を切ってから、カレーの鍋に加える。
9.ココナツミルク(とガラム・マサラ)を加えて、混ぜながら、3、4分間炒める。(沸騰し始めたら、火をさらにおとす。沸騰するとココナツミルクが分離する恐れがある。味には問題ないのだが、見た目が少し悪い。
10.味をみて、塩で整える。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、
ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。

ヨロシク

2009年12月12日土曜日

Cheesy Cabbage in Tomato Sauce

キャベツのトマト煮・とろけるチーズかけ

 風が本当に冷たく感じるようになりましたね。街に出ると年末の準備でしょうか、人が忙しく先へ走り回っているようです。ついつい、脂っこいものを食べたくなりますが、ゆっくり野菜の煮込みなどを食べると体も心も温まります。
 このごろ、美味しそうな、立派なキャベツの値段も下がってきているように感じます。(「どこどこの農家のだれだれさんが作った」と表示してる商品を見ると安心ですし、いい試みだ思います。)
 今日ご紹介する料理の調理法の材料がシンプルなのに器に盛ると結構豪華に見えます。バターライスと鶏もものソテーといっしょに食べたら、カロリーが少ないのに中々のご馳走になります。


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レシピ
キャベツのトマト煮・とろけるチーズかけ
材料:(2人分)
キャベツ ・・・ 1/2個(4等分、くさび形に切る・芯を残すと崩れにくい)
オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
玉ねぎ ・・・ 1個(縦に細く切る)
にんにく ・・・ 1かけ(細かいみじん切り)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1
ビネガーか、レモン汁 ・・・ 大さじ2
砂糖 ・・・ 小さじ1~3(好みで)
鶏がらスープの素 ・・・ 小さじ1(昆布だしでもOK)
塩 ・・・ 小さじ1/2
カット・トマト(缶詰など) ・・・ 350~400cc
ピザ用チーズ ・・・ 120g
調理法:
1.キャベツを切って、水で洗って、ぬれたまま耐熱容器に入れ、電子レンジで4分加熱する。水気をきってとっておく。
2.蓋できる大き目のフライパンか中華なべにオイルと玉ねぎを入れて、とろ火で色が付くまで炒める(10分~12分)。
3.にんにくを加えて、さらに2、3分炒めてから、唐辛子、ビネガーかレモン汁、砂糖、スープの素、塩とトマトを加えて、時々混ぜながら、中火で沸騰するまで炒める。
4.キャベツを重なれないように鍋に入れて、スプーンなどでトマトソースを上にかけて、キャベツが好みの硬さになるまで煮込む(10~15分)。煮込む間、時々トマトソースをキャベツの上にかける。(煮込んでいる途中に煮詰まって濃度が濃くなりすぎたら、少量の水を足す。)
5.味をみて、塩で整える。
6.キャベツの上にチーズをふりかけ、火をとろ火におとし、鍋に蓋をして、チーズが溶けるまで炒める。
7.キャベツを器に盛って、ソースを周りにかける。

今日に料理を作ってみた方はもちろん、質問やコメントのある方からのメッセージもお待ちしています。
ヨロシク

2009年12月6日日曜日

Piglets in a Blanket

毛布に包んだ子豚ちゃん

 日本には「アメリカン・ドッグ」と呼ばれているお菓子(おやつ?)があります。アメリカにもほぼ同じものがありますが、日本のネーミングが和製英語でのようで、アメリカでは「コーン・ドッグ(Corn Dog)」と呼ばれています。アメリカの名前の由来には2つの説がある: 穂軸についた(ままの)トウモロコシを食べるのに似ていることからがその1つで、他は衣にトウモロコシの粉が使われていることです。アメリカのNCAA男子バスケットボールトーナメント決勝戦の3月第一土曜日は「全国コーン・ドッグの日」だそうです。
 ホット・ドッグ、ウイナー、フランクフルターやソッセージなどの名前と実物は国によって、一致しませんが、共通なのは世界中に愛されている食べ物です。(当方としては魚肉ソーセージだけは違法にするべきだと思っていますが・・・)
 今日、ご紹介するのは寒い日にぴったりのソーセージおやつです。ビスケットの生地にまいたウイナーで、アメリカでの名前が「毛布に包んだ豚(Pigs in a Blanket)」ですが、日本の粗引きウイナーが小ぶりのいうことと、衣を可愛く、クロワッサン風に巻くことから、料理の名前を「毛布に包んだ子豚ちゃん」としています。子供はもちろん、大人もこの美味しいスナックをいくつも食べられます。作るのも決して難しくありませんので、ぜひ 試してみたください。



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レシピ
毛布に包んだ子豚ちゃん
材料: (6個分)
A:
|小麦粉(薄力) ・・・ 90g
|小麦粉(強力) ・・・ 90g(あれば、全粒粉)
|重曹 ・・・ 小さじ1/2
|ベーキングパウダー ・・・ 小さじ1
|砂糖 ・・・ 小さじ2
|塩 ・・・ 2つまみ
B:
ヨーグルト ・・・ 80cc
溶き卵 ・・・ 1個分
オリーブオイル ・・・ 小さじ3(エキストラバージン)
具:
粗引きウイナー ・・・ 6本
粒マスタード ・・・ 小さじ3

調理法:
1.オーブンを190℃に予熱すら。
2.A(小麦粉~塩)をボールに入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。
3.ゴムベラなどで混ぜながら、順にB を加えて、水分がいきわたったら手で優しくこねる。
4.作業面に軽く打ち粉を敷いて、手で生地を平らにして、15 x 10cmの長方形を作る。(生地がべたついているのが正しいので、小麦粉を足さないよう。)
5.生地を6つの三角形に切る。(3つの5cm x 10cmの長方形に切ってから、斜めに切る。)
6.それぞれに5cm幅の方に粒マスタード、小さじ1/2を塗って、ウイナーを乗せて、くるりと生地をウイナーに巻く(クロワッサンのように)。
7.少し手で押さえて形を整う。
8.ベーキングシートを敷いたオーブン用皿に乗せ、190℃のオーブンで12分焼いて、温度を220℃に上げて、さらに3分焼く。表面はこんがりと色が付いたら、出来上がり。

ブログの料理を作ってみた方はもちろん、
質問やコメントのある方からもメッセージをお待ちしています

ヨロシク

2009年12月4日金曜日

Juicy, Apple Stuffed Pork


ジューシーな「ポークのりんご詰め」


 子供のころ、11、12月は親戚の皆が集まって、いっしょにご馳走を食べるのが最大の楽しみでした。(サンタさんからのプレゼントと同じぐらいうれしかったです。)記憶に残る味は様々ですが、年末の香りと言ったら、シナモンだと思います。甘いものだけではなく、さつま芋のキャセロール、丸ごとにオーブンで焼いた巨大なハムなど、色いろな料理にシナモンが使われています。特にりんごとシナモンのコンビが寒い冬をあっためてくれました。丸ごと焼きりんごが大好物です。

 アメリカで感謝祭やクリスマスのディナーの人気脇役は「スタフィング(詰め物)」という物です。本来、ターキーに詰める、薫り高いスパイスや野菜で味付けたパンなどで作ります。しかし、ターキーに入れられる量が限られていて、母はいつも別にもスタフィングだけを作っていました。得意レシピにはりんご、玉ねぎ、パンとポーク・ソーセージ使っていました。ターキーに入っていたスタフィングはターキーの肉汁で非常に美味しくなっていたが、別の鍋で作った「詰め物」も残らずに食べられていました。

* 豚肉とりんごの相性が抜群に良くて、ぜひ 皆さんが年末の忙しさと寒さを忘れられるよう、香りの記憶と母の料理を合体して、スタフィングにしてしまって、今日の料理を開発しました。

* ポーク・ソテー用の肉より薄いもので、油分の少ない生姜焼き用の大きめのものを探してください。アルミホイルに包んで焼くので、とてもジューシーに仕上がります。親戚の皆さんにも食べさせてください。



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レシピ
ポークのりんご詰め

材料:(2人分)
生姜焼き用豚肉の薄きり(ロース) ・・・ 4枚(計320~400g)
塩・コウショウ ・・・ 各・小さじ1/2
オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
バター ・・・ 大さじ1
りんご ・・・ 1/2個(皮をむいて、みじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1/2個(みじん切り)
セロリ ・・・ 1/2本(みじん切り)
パン ・・・ (調理法参照)
辛口の白ワイン ・・・ 大さじ3
生バジル ・・・ 葉っぱ6枚(手で細かくちぎる)
シナモン ・・・ 小さじ1/4
塩 ・・・ 1つまみ
用意するもの: 
* アルミホイル、25cm正方形を4枚
* オーブン用の皿

調理法:
オーブンを180℃に予熱する。
1. アルミホイルを2枚重ねにする。
2. パンの下準備: 食パンなら1枚、フランスパンなら2枚、トースターで焼いて、1cm角ぐらいのさいの目に切っておく。
3. 豚肉に塩・コウショウをふる。フライパンにオイルを入れ、
豚肉を中火で両面1分ずつ軽く焼きます。器に取っておく。
4. 同じフライパンに残った油にバターをとろ火で溶かす。りんご、玉ねぎとセロリを加えて、中火で3分間炒める。
5. パンを加えて、よく混ぜ合わせてから、ワイン、バジル、シナモンと1つまみの塩を加えて、炒める。
6. 水分がほとんどなくなって、パンが少し崩れ始めるまで炒めてから、火を止める。
7. 2枚の豚肉を一枚ずつ用意した2つ二枚重ねアルミホイル正方形の真ん中において、の りんごとパンの詰め物を半量ずつ、豚肉の上に乗せる(こぼれてもOK)。 その上に残った一枚ずつの豚肉を乗せる。
8. アルミホイルを折り畳み、詰めた豚肉をきつく包む。
9. オーブン皿において、180℃で30分焼く。
10. アルミホイルを開けて、ポークのりんご詰めを取り出した、皿に盛る。


今日の料理を作ってみた方はもちろん、質問なる方、コメントのある方からも メッセージをお待ちしております。 ヨロシク

2009年12月3日木曜日

Cabbage & Mushroom Pasta Alfredo

アルフレイドさんって いったい誰でしょうか?

 いつの間にアメリカで「パスタ・アルフレイド」というイタリア料理にないパスタのクリームソースが全国のレストランのメニューに登場するようになりました。名前の由来などは不明ですが、この単純な生クリーム、バターとパルメザン・チーズで出来たソースが作りやすく、癖がないため、とてもポピュラーになりました。ちゃんと作ると美味しいですが、手を抜く店が多くて、残念な味になっている場合があります。基本のソースにハム、鶏肉や海の幸などと彩の野菜を加えることが普通です。このアルフレイド・ソースの欠点は脂肪分が多く、カロリーが高いことです。チーズの量を間違えるとくどい味にもなってしまうこともあります。

 そこで、今日
ご紹介するレシピは脂肪分の少ない、生クリームを使わないのにとても満足できるパスタのクリームソースです。缶詰のエバミルク(無糖)を使って、リッチな舌触りがポイントです。キャベツを電子レンジで加熱することと、冷凍のかぼちゃを使うことによって、調理時間も短縮できます。

 味の決め手はパルメザン・チーズですから、出来ればいいものを使いましょう

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レシピ
キャベツと茸のパスタ・アルフレイド
材料:(2人分)
キャベツ ・・・ 1/4個(ざく切りにする)
バター ・・・ 大さじ1
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラバージン)
にんにく ・・・ 1かけ(みじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1/2個(みじん切り)
シイタケ(生) ・・・ 4個(石づきを切り落とし、縦6等分に切る)
シメジ ・・・ 1/2パック(石づきを切り落とし、小房に分ける)
えのきだけ ・・・ 1/2パック(石づきを切り落とし、食べやすく分ける)
ハム(スライス) ・・・ 4枚(1cm角に切る)
塩 ・・・ 1つまみ
小麦粉 ・・・ 大さじ1
ナツメグ ・・・ 小さじ1/2
白コウショウ ・・・ 小さじ1/2
辛口の白ワイン ・・・ 大さじ3
かぼちゃ(冷凍) ・・・ 180g(自然解凍してから、5mm幅に切る)
エバミルク(缶詰・無糖) ・・・ 100cc
牛乳 ・・・ 100cc+適量
パルメザン・チーズ ・・・ 大さじ1+飾りに適量
パスタ(スパゲッティなど) ・・・ 2人分(ソースを作っている途中にゆで始める:調理法参照
調理法:
1.キャベツは耐熱容器に入れラップをかけて、電子レンジで6分加熱ししんなりさせる。出てきた水分を捨てて、おいておく。
2.大きめにフライパンか中華なべにバターとオリーブオイルを入れ、とろ火にかけ、バターが溶けたら、にんにくと玉ねぎを加えて、2、3分炒める。
3.シイタケ、シメジ、えのきだけとハムを加えて、木ベラなどで混ぜながら中火で炒める。油が満遍なくまわったら、塩 1つまみふってから、水分が出始めるまでさらに炒める。
4.茸の表面に水分が出てきたら、小麦粉を茶こしに入れて、全体にふりかける。よく混ぜ合わせる。
5.ナツメグと白コウショウを加えて、混ぜ合わせてから、ワインを加える。混ぜながら水分を飛ばす。(パスタをゆで始める。
6.水分がほとんどなくなったら、キャベツとかぼちゃを加えて、混ぜ合わせる。混ぜながらさらに2、3分炒める。
7.エバミルク、牛乳とパルメザンを加える。混ぜ合わせて、3、4分炒める。
8.ソースの濃度を好みによって、牛乳で調節する。味をみて、塩・コウショウで整える。
9.ゆで上がったパスタを加えて、絡み合わせる。器に盛って、パルメザンをふりかける。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。ヨロシク