2010年1月26日火曜日

White Minestrone - AmeFoodie Style

クリーミーな根野菜スープで心身ともに温めよう

 スパイスの利いた料理(唐辛子で赤く染まったもの、特に)が大好きだということは何度も話していますが、刺激というより癒しが必要な日もあります。皆さんもそうだと思います。
 そこで、今日は極旨のジャガイモの具沢山スープをご紹介します。イタリア料理代表のミネストローネ同様に、野菜に豆、ハムとパスタが入っていて、トマトの代わりにジャガイモでとろみとコクを出します。脂肪分の多い生クリームではなく、便利なエバミルク缶詰を使います。最後に生のバジルを入れると香りが他の材料の味を引き立ちます。
 万が一食べ残しがある場合、心配しないでください: 二日目は味が落ち着いてさらに美味しくなります。
 ハムの変わりに粗引きソーセージやベーコンの固まりでもOKです。細い、やわらかいごぼうがありましたら、細かくみじん切りにして、にんじんといっしょに加えます。茸は舞茸やシイタケを使うと色が少し黒くなります。味には問題はないので、濃い色が気にならない方は白いシメジ以外にも好きな茸を使ってください。
 とにかく、身も心も温かくなりますので、ぜひ 試してみてください。

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レシピ
白いミネストローネ ・ AmeFoodie 流
ジャガイモ・ハム・豆・パスタ入りスープ

材料: (2~4人分)
長ネギ ・・・ 1/2本(みじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1個(みじん切り)
にんにく ・・・ 3かけ(細かいみじん切り)
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラバージン)
「ブナピ」(白いぶなシメジ茸) ・・・ 1パック(細かいみじん切り)
にんじん(中) ・・・ 1/2本(みじん切り)
ナツメグ ・・・ 小さじ1
タイム(乾燥、粉末) ・・・ 小さじ1/4
日本酒 ・・・ 50cc
ジャガイモ(中) ・・・ 4個(皮をむいて、みじん切り)
ひよこ豆(ガルバンゾ) ・・・ 400g(缶詰、洗ってから水切りをする)
野菜だしの素(顆粒) ・・・ 小さじ2(鶏がらスープの素でもOK)
水 ・・・ 適量(約1.5L、調理法参照)
白コウショウ ・・・ 小さじ1/4
味噌 ・・・ 大さじ2(薄い色の方がきれいに仕上がる)
牛乳 ・・・ 100cc
ハム(固まり) ・・・ 100g(1cm角、さいの目に切る)
エバミルク(缶詰、無糖) ・・・ 170cc
グリーン・ピーズ(冷凍) ・・・ 120g 
ショート・パスタ(マカロニ、ペンネなど) ・・・ 100g
塩 ・・・ 適量
バジル(生) ・・・ 葉っぱ10枚(手で契っておく)

調理法:
1.長ネギ、玉ねぎ、にんにく、オイルを厚手の深鍋に入れて、混ぜながら、とろ火で3分炒める。
2.シメジ、にんじん、ナツメグとタイムを加えて、シメジから水分が出るまで(約3分)、中火で炒める。
3.日本酒を加えて、混ぜながら、2、3分炒める。
4.ジャガイモ、豆、だしの素を加えて、野菜が1cmぐらい被れるほど水を加える(約1.5L)。
5.時々混ぜながら、強火で沸騰させてから火を弱火におとして、鍋に蓋をする。
6.ジャガイモが柔らかくなるまで煮込む(20~30分)。火を止める。
7.味噌を溶かし入れる。
8.おタマで野菜の半分をボールにとって、少し荒熱が取れたら、ミキサーに入れ牛乳100cc加えて、火傷しないように注意しながら、滑らかになるまで、ミキサーにかける。鍋に戻す。
9.ハム、エバミルク、とグリーン・ピーズを加えて、やさしく混ぜながら、中火で温めなおす。
10.その間、パスタを硬めに茹でる。茹で上がったら、水気を切って、スープに加える。
11.味をみて、塩で整う。
12.器に盛って、手でちぎったバジルの葉で飾る。

今日の料理を作ってみた方はもちろん、
ご質問やメッセージのある方かも「コメント」をお待ちしています。

ヨロシク

2010年1月22日金曜日

Cabbage: Braised & Coleslaw + Canned Mackerel Tomato Sauce

キャベツ、2品 と さば水煮の缶詰を使ったパスタソース

 今日はレシピ3点をご紹介します。

 今日の「キャベツの鶏肉炒め」は当ブログの応援者からのリクエストにお応えするためです。簡単で野菜中心の料理を教えるように頼まれました。材料が少なく、調理時間が短い1品をご紹介します。
日本で食べられている野菜は輸入品が多いのですが、消費されているキャベツの量は90%以上が日本産です。キャベツの使え方が多岐にわたります。和、中、洋や東南アジアの料理まで世界中に愛されている食材です。生で、漬物として、炒め料理に、煮込んでも良しと万能な野菜と言えます。日本では「肉野菜炒め」や中華のホイコーローがキャベツの炒め物の代表でしょう。欧米料理にも西洋肉野菜炒めと呼べる料理はいくつもあります。味付けはシンプルで比較的薄いのが野菜の旨みを引き立たせるポイントです。いっしょに炒める肉はほとんどなんでもいいと思いますが、早く火が通る肉を使うとまだキャベツに歯応えが残るように仕上げられます。(薄切りの豚ばら肉、ハムやソーセージなど)。今日は鳥のモモ肉を使えました。

 日本ではキャベツの千切りなしでは、豚カツなど揚げた料理は淋しいです。味と歯応え以外にもキャベツを食べる利点は健康的な面もあります。生のキャベツのジュースは胃潰瘍などの胃腸の不調に非常に良く効くそうです。ダイエットにも効果的です。子供のころ夏は週末になると良く家族で公園、湖や森へピクニックに出かけました。母が必ず用意していたのがコールスローでした。当方の大好物の一つで、日本のお惣菜屋さん、スーパーやレストランが作るコールスローは今1つ自分の口に合いません。甘かったり、酸っぱかったり、水ぽかったりと期待しても、がっかりすることが多いです。それに、ドレッシングの味だけではなく本物のコールスローはキャベツの千切りの細さと均等さで決まりますから、フードプロセッサーで材料を粉々にしてしまうのが非常に悲しいです。大量生産なら仕方がないかも知れませんっが、家では一手間をかけて、美味しいAmeFoodie流のコールスローを作ってみてください。≪豆知識: コールスローの名前の由来は18世紀ごろにオランダ語の "koolsalade" (キャベツサラダ) を短縮した「コールスラ」から生まれて後、アメリカやイギリスではそれが"cold slaw"から現在の"cole slaw"になりました。日本にはいつごろからあったのかは調べ切れませんでしたが、アメリカの揚げた鶏肉のレストランチェーンが1970年から日本でコールスローを売っているので、広く知られる理由の1つでしょう。≫

 今日の3品目:「フィッシュ・アラビアータ風パスタ」はやはり当ブログの応援者からの質問によるものです。それは魚(さば、いわし、さんまやサーディン)の缶詰の美味しい使い方を紹介する依頼でした。サーディン缶詰は万能で世界中に作られて、食べられていますので、別の日に取り上げます。今日は先ず、さば水煮の缶詰を使った、スパイシーなトマト・ソースをご紹介します。これはこのブログのテーマでもある「唐辛子、ありがとう。にんにく、ありがとう。人生にもスパイスを・・・」を基本としたパスタ・ソースです。にんにくと唐辛子を利かせて、薄味のさば水煮とぴったり合えます。いっしょに煮込む野菜などの材料を細かいみじん切りにして、彩りよく冷凍のグリーンピーズの緑色も加えましょう。(神経質な方はさばの皮と骨をとってからソースに加えるが、その必要はないと思います。)










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レシピ
 スピーディーなキャベツの鶏肉炒め
材料: (2人分)
鳥のモモ肉 ・・・ 200g(食べやすい大きさに切る)
植物油 ・・・ 大さじ1
にんにく ・・・ 2かけ(つぶしてから、粗みじん切り)
玉ねぎ(小) ・・・ 1個(縦にスライス)
キャベツ ・・・ 1/2個(粗みじん切りにして、洗って、水切り)
ウスターソース(イギリス産) ・・・ 大さじ2(注参照)
鶏がらスープの素(顆粒) ・・・ 小さじ1
水 ・・・ 150cc
塩・コウショウ ・・・ 適量
調理法:
1.大き目のフライパンか中華鍋に油と鶏肉を入れて、中火で皮が狐色になるまで炒める。
2.にんにく、玉ねぎとキャベツを加えて、混ぜながら、油が全体に回るまで炒める。
3.ウスターソース、スープの素と水を加えて、混ぜながら強火で沸騰させる。
4.水分が半分ぐらいになって、まだキャベツに歯応えが残るまで炒めて、味をみて、塩・コウショウで整う。
5.器に盛る。
注: イギリス産のウスターソース(写真)がない場合に日本製のソースを大さじ1と粒マスタード小さじ1を使う。









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レシピ
 クリーミー・コールスロー AmeFoodie流
材料: (2~4人分)
A: 野菜
キャベツ ・・・ 1/2個(均等の細い千切りにして、水洗いをしてからよく水気を切る)
玉ねぎ ・・・ 1個(薄くスライス)
塩 ・・・ 小さじ1
ピーマン ・・・ 1個(種をとって、横半分に切ってから細い千切りにする)
ラディッシュ ・・・ 4、5個(薄い輪切り)
B: ドレッシング:
| プレーン・ヨーグルト ・・・ 大さじ3
| マヨネーズ ・・・ 大さじ2
| 好みのマスタード ・・・ 小さじ1
| レモン汁 ・・・ 大さじ1
| ビネガー か 米酢 ・・・ 大さじ1
| 端蜜 か 砂糖 ・・・ 小さじ1~大さじ1(好みの甘さで)
| コウショウ ・・・ 小さじ1/4
| 塩 ・・・ 少々
| 好みで: 緑色のタバスコ ・・・ 小さじ1
調理法:
1.水切りをした千切りのキャベツをザルにとって、その上に薄くスライスをしたたまねぎを散らして、塩をふる。
2.ピーマンとラディッシュを切って、キャベツとたまねぎが入ったザルに入れたおく。
3.ドレッシングを作る: 大き目のボールにBの材料を入れて、混ぜ合わせる。
4.Aの野菜は手で混ぜながら、1分ぐらい揉む。
5.Aの野菜はBのドレッシングが入ったボールに加えた、よく混ぜ合わせる。
6.ボールにラップをかけ、1時間以上(出来れば1晩)味をなじませる









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レシピ
 フィッシュ・アラビアータ風パスタ
材料: (2人分)
好みのパスタ ・・・ 2人分
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラバージン)
にんにく ・・・ 6かけ(細かいみじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1個(細かいみじん切り)
好みの茸(えのき茸、シメジなど) ・・・ 1パック(細かいみじん切り)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1~3(好みの辛さで)
辛口の白ワイン か ドライ白ベルモット ・・・ 50cc(なければ、日本酒でOK)
カット・トマト(パックなど) ・・・ 約380g(注参照)
水 ・・・ 50cc
さばの水煮(缶詰) ・・・ 1缶
グリーン・ピーズ(冷凍) ・・・ 100g
調理法:
1.オイルとにんにくを鍋に入れて、極弱火で狐色になるまで炒める。(焦げないように注意。)
2.玉ねぎ、茸と唐辛子を加えて、とろ火で3、4分炒める。
3.ワインを加えて、水分がなくなるまで炒める。
4.トマトと水を加えて、中火で沸騰させる。(パスタをゆで始める。)
5.さばを加えて、ヘラなどで少し崩す。火を弱めて、蓋をする。
6.パスタが茹で上がる直前に、グリーン・ピーズをソースに加える。
7.パスタが茹で上がったら、水切りをして、ソースの鍋に加えて、良く混ぜ合わせてから、器に盛る。

注: ホール・トマトの缶詰を使う場合はきちんと、裏ごしして、種を取り除きましょう。カット・トマト、ダイストマトやクラッシュ、粗つぶしトマトなどの名前で売っているトマトのパック詰めや缶詰には種が気にならないほど少ないので、お勧めします。売っているブランドなど以前の投稿にも書いています。記事を読む

今日の料理を作った見た方はもちろん、
ご質問やメッセージのある方からもコメントをお待ちしております。
ヨロシク

2010年1月18日月曜日

Sage Butter Chicken Sauté

セージ・バッターのチキン・ソテー

 今日は少ない材料で美味しくてお洒落な一品をご紹介します。鶏肉と相性が非常に良い、セージというハーブが決め手です。皮付きモモ肉とバターも使えますので、バラス良く、胚芽米やあっさり味の温野菜といっしょに食べましょう。


写真にあっさり味のチキン・スープで炊いた胚芽米とズッキーニの玉ねぎ・トマト煮といっしょに盛りました。
写真にクリックすると大きくなります。

レシピ
セージ・バッターのチキン・ソテー
材料: (2人分)
鶏のモモ肉 ・・・ 300g(固まりのまま)
レモン汁 ・・・ 大さじ3
塩・コウショウ ・・・ 各少々
オリーブオイル ・・・ 大さじ1(エキストラバージン)
バター ・・・ 小さじ1+50g
セージの葉っぱ(生) ・・・ 6枚+6枚+飾り用
にんにく ・・・ 1かけ(スライスに切る)
辛口の白ワイン か ドライ白ベルモット ・・・ 50cc+100cc
調理法:
1.鶏肉を洗って、良く乾かしてから、レモン汁と塩・コウショウを両面にかけて、器にとっておく。
2.鍋にオイルと小さじ1のバターを入れて、とろ火でバターを溶かす。泡が少なくなったら、セージ6枚とにんにくを加えて、2分間炒める。セージとにんにくをフォークなどで引き上げて、器にとっておく。
3.火を中火に上げて、鶏肉を皮面を下にして、鍋に入れて、皮がパリパリと狐色になるまで炒める(3、4分)。返して、50ccのワインを加えて、蓋して、肉に火が通るまで炒める(4、5分)。
4.鶏肉を器にとって、アルミホイルなどを被せる。
5.鍋に残った油は捨てて、ワイン100cc、とっておいたセージの葉っぱとにんにくと 生のセージ6枚を加えて、混ぜながら、中火で水分がほとんどなくなるまで炒める。
6.バター50gを加えて、溶かして、よく混ぜ合わせる。
7.鶏肉は食べやすい大きさに切って、鍋に戻して、サッと温めなおしてから、器に盛る。肉の上に鍋のセージ・バターのソースをかけて、セージの葉っぱを飾る。

* 1月20日 :: 追伸:
先日、「セージって、日本ではどちらかというとあまりなじみがない香辛料だと思う」と友人から指摘がありました。他の使え方などを教えて欲しいとのことでした。セージのラテン語はサルビア (Salvia) で、和名は「ヤクヨウサルビア」だそうです。
* 古代から地中海沿岸で料理やハーブ・ティーに使われています。多少の殺菌効果があって、特に肉の保存に使われています。セージはソーセージに不可欠です。アメリカでは感謝祭に出されるターキーの詰物の主役香辛料の1つです。また鶏肉料理にも基本スパイスとしてほとんどの家庭に貯蔵されています。
* なお、油との相性が良く、バターソースやサラダのドレッシングにも重宝します。またセージは長く煮込でも香りが変わらないので、豆料理などに適しています。欧米ではチーズの香り付けにも使われています。
* セージはさわやかなほろ苦さをもっていますが、香味が強いので使い過ぎないように注意する必要があります。ベイリーフ同様に、料理ができあがったら取り出したほうがいいでしょう。古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として使われています。乾燥スパイスとして、どこのスーパーにも売られているはずですが、生の葉っぱを捜してみてください。オリーブオイルとビネガーのドレッシングに試してみてください。


今日の料理を作った見た方はもちろん、
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ヨロシク

2010年1月15日金曜日

Mini Crustless Tofu Quiches

健康食品

 かなり昔からアメリカで自然食、健康食に興味がある人は大豆や大豆加工食品(豆乳、豆腐、味噌、納豆など)に注目しています。効率良く栄養が取れるばかりではなく、大豆のたんぱく質は動物性たんぱく質とほぼ同じ栄養レベルで、しかもがん予防に役立つと思われています。今ではアメリカの田舎のスーパーでも豆腐や味噌が売られています。
 しかし、新鮮で美味しい豆腐は非常に見つけ難く、一般に豆腐のイメージは 「体に良いダイエット食品だが、食べにくく、あまり味がない」 と言うところでしょう。豆腐の良さを信じて、普及させようとしている人はあれこれと工夫して、豆腐料理を開発しています。中には美味しい豆腐を知っている人は考えられないようなもの:豆腐プリンや豆腐ピザなどもあります。
 今日 ご紹介する豆腐料理はアメリカのベジタリアン料理本のレシピをアレンジしたものです。本来のキッシュというのはパイ生地に生クリーム、チーズと卵たっぷりで、動物性脂肪の多い、かなり高カロリーの料理です。(確かに旨いんですけど・・・) 今日のキッシュにパイ生地も生クリームも使わないし、卵の黄身が1個分、チーズは小さじ1しか使われていません。でも、フワフワとしていて、とても美味しいです。
 大人ももちろん、お子様も喜んで食べてくれます。(「健康食品」なんて言う必要はありません。)


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ミニ(生地なし)豆腐キッシュ
低脂肪・高タンパク質

材料: (6個)
A. 具:
オリーブオイル ・・・ 小さじ2(エキストラバージン)
にんにく ・・・ 1/2かけ(おろす - チューブ入り小さじ1/4でもOK)
ピーマン ・・・ 1/2個(細かいみじん切り - あれば、赤ピーマンと緑色を1/4個ずつ)
シメジ茸 ・・・ 1/2パック(みじん切り - 約カップ1/2)
アサツキか万能ネギ ・・・ 大さじ1(細かいみじん切り)
ローズマリー ・・・ 生:小さじ1/2(細かいみじん切り)、乾燥:小さじ1/4(手で砕く)
塩・コウショウ ・・・ 各1つまみ
B. 豆腐液:
豆腐 ・・・ 250g(よく水切りする)
卵黄 ・・・ 1個分
パルメザンチーズ ・・・ 小さじ1
片栗粉 ・・・ 小さじ2
練りゴマ(白) ・・・ 小さじ1/2
パプリカ(粉末) ・・・ 小さじ1/4
鶏がらスープの素(顆粒) ・・・ 小さじ1/2
塩 ・・・ 小さじ1/4
豆乳か牛乳 ・・・ 小さじ2
調理法:
1.オーブンを190℃に予熱する。
2.カップケーキ/マフィンのオーブン用型にバターかオリーブオイルをたっぷり塗っておく。
具を作る:
3.フライパンにオイル、にんにく、ピーマンとシメジを入れ、シメジから水分が出始めるまで、混ぜながら中火で炒める(3、4分)。
4.アサツキ、ローズマリー、塩・コウショウを加えて、よく混ざり合ったら、火からおろす。
豆腐液を作る: 
5.豆腐、卵黄、練りゴマ、パプリカ、スープの素と塩をフードフードプロセッサーまたはミキサーに入れ、滑らかになるまで混ぜ合わせる。
6.の豆腐液をの具とフライパンに混ぜ合わせる。
7.おタマなどで均等に型に流し込んで、190℃のオーブンで上が狐色になって、刺した串に液が付着しなくなるまで(25~30分)焼く。


今日の料理を作ってみた方はもちろん、
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ヨロシク

2010年1月6日水曜日

Creamy Mushroom & Garlic Sauce


アメリカン料理

 当方にとって、「お袋の味」と言ったら、間違いなく「ツナ・キャセロール」になります。この料理の基本は缶詰のスープです。白と赤のラベルをした缶詰スープの素は日本のスーパーにも売られています。開発されたのはなんと1900年ごろだそうです。スープだけではなく、他の料理のも使えることはメーカーが1915年から宣伝し始めたそうです。戦後、アメリカの台所では「ホイトソース」というのが、もはや、濃縮「マッシュルームクリームスープ」の事になりました。今でも各家庭では缶詰のクリームスープの素(ムッシュルーム以外のもアスパラ、ブロッコリーやチーズなどたくさんの種類が売られています。)を使ったキャセロールを「オリジナル」料理として愛されています。
 残念ながら、長年アメリカ全土に広がっているこの「缶詰の味」が均質化をもたらして、せっかくの独自に生まれた地方料理や世界中からの移民が持ってきた故郷の味が消えつつがあります。
* 忙しいお母さんたちの見方であることは否定はしませんが、例えば「マッシュルームのクリームソース」は比較的簡単に食材から作れますので、本物の味は忘れないで欲しいものです。
 そこで、今日 ご紹介する料理はパスタやドリア、グラタン、様々なキャセロールにも使える重宝な「茸のクリーミーガーリックソース」とその応用料理を一品です。
 実は母のツナ・キャセロールが(缶詰を使っていても)大好きです。すごく簡単なので、作り方をお教えします:少しの植物油に2、3分炒めたみじん切り玉ねぎ1/2個とセロリ1/2本に ノンオイルツナの缶詰(小)2缶、炊きたてご飯2合、濃縮マッシュルームクリームスープ1缶、冷凍グリンピース100gとナツメグ小さじ1/2を加え混ぜ合わせる。オーブン皿に入れ、上にとろけるチーズ150gをかけ、180℃のオーブンにチーズが狐色になるまで焼く(約25分)。

レシピ
茸のクリーミーガーリックソース
パスタ、ドリアやグラタンにも、様々の肉と野菜のキャセロールの基本ソースとしても使える重宝なレシピです。
材料: (2~4人分)
バター ・・・ 小さじ2(10g)
オリーブオイル ・・・ 大さじ1
にんにく ・・・ 4かけ(薄くスライス か つぶしてから細かいみじん切り)
茸(シイタケ、マイタケ、シメジ類、マッシュルーム類、エリンギなど) ・・・ 3パック(同じ種類か3種類、石づきを切り取って、パスタ用なら食べやすい大きさに切る、グラタンやキャセロールようならに千切り)
塩 ・・・ 1つまみ + 適量(調理法参照)
小麦粉 ・・・ 大さじ1強
辛口の白ワイン ・・・ 大さじ3(ドライ白ベルモットか日本酒でもOK)
牛乳 ・・・ 200~300cc(調理法参照)
ナツメグ ・・・ 小さじ1/2
鶏がらスープの素(顆粒) ・・・ 小さじ1/2
パスタ、ドリア、グラタン用の場合:
パルメザン・チーズ ・・・ 大さじ1
調理法:
1.バターとオイルをフライパンに入れて、とろ火でバターを溶かす。
2.バターの泡が少なくなったら(約1分)、にんにくを加えて、ごく弱い火で狐色になるまでゆっくり炒める。火からおろす。(色が付き始めてから、焦げないように注意が必要)
4.フォークなどで、丁寧に、にんにくを引き上げて、器にとっておく。(できるだけ、油を鍋に残すように)
5.鍋に茸を加え火にけける。中火で混ぜながら水分が出始めるまで炒める(3、4分)。塩1つまみを加えて、水分がなくなるまで、さらに炒める(約3分)。
6.小麦粉を茶漉しなどに入れて、茸に満遍なくふりかけて、混ぜながら2分炒めて、ワインを加える。
7.炒めながら、水分を飛ばしてから、とっておいたにんにく、牛乳、ナツメグとスープの素を加える。(牛乳の量は用等に合わせて、濃度を調節する。スパゲッティなどのパスタ・ソースに使う場合は少ない量でいい。グラタンなどさらに調理する場合は多い量を使う。)
8.混ぜならが、ソースにとろみが出てきて、沸騰するまで炒める。火からおろす。使うなら、パルメザン・チーズを加えて混ぜ合わせる。味をみて、塩・コウショウで整う。

茸のクリーミーガーリックソースのパスタ
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写真の可愛い帽子の形をしたパスタは当ブログを最初から応援し、アドバイスを下さっている
祐子さんからいただいたものです。

チキン・ディヴァン
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応用例 :: レシピ
チキン・ディヴァン
これは典型的なアメリカ生まれの料理です。ブロッコリーと鶏肉のグラタンで、やはり、濃縮スープの素を使って作る人は多いです。でも、AmeFoodie流は断トツ旨いですから、ぜひ お試しください。
材料: (2~3人分)
蒸し鶏(胸1枚) か 鶏肉のソテー(もも1枚) ・・・ 約220g(注1)
ブロッコリー ・・・ 1房(洗って、小房に分けて、茎の皮をむいて、1cm角 さいの目に切る)
茸のクリーミーガーリックソース ・・・ 1レシピ分(注2)
パルメザン・チーズ ・・・ 大さじ2
パセリ ・・・ 大さじ1(細かいみじん切り)
ピザ用チーズ ・・・ 50g + 100g
パン粉 ・・・ 大さじ2
調理法:
オーブンを180℃に予熱する。
1.鶏肉を2cm角 さいの目に切る。とっておく。
2.ブロッコリーは塩した湯に2分ゆでて、水切りをして、とっておく。
3.茸のクリーミーガーリックソースを作る。
4.パルメザン・チーズ、パセリとピザ用チーズ50g加えて、混ぜ合わせてから、鶏肉とブロッコリーをくわえて、混ぜ合わせてから、オーブン皿に入れる。
5.ピザ用チーズ100gとパン粉をボールに入れて、手でチーズを崩しながら、混ぜ合わせる。料理の上にかける。
6.180℃のオーブンにぶくぶくと泡だ出て、上が狐色になるまで焼く(20~25分)。

注1: 美味しくて、ジューシーな蒸し鶏は電子レンジで作れます。小さ目の蓋付き耐熱ガラス(オーブン用)か厚手の丼の底に玉ねぎのスライス1/4個分を敷いて、軽く塩した鶏の胸肉1枚か2枚を入れて、その上にさらに玉ねぎのスライス1/4個分を乗せる。日本酒か辛口の白ワイン、大さじ1を入れて、すっかりラップをしてから蓋をかけます。(丼なら、ラップを2枚かける。)電子レンジで4分加熱して、そのまま2分待って、さらに3分間加熱します。完全に常温まで冷えるまで、ラップをかけたままにしておきます。(冷める間に出てきた肉汁は吸収されて、肉はパサパサしません。
注2: 上記のソースを作る際に大目の小麦粉と牛乳を使う。

今日 ご紹介した料理を作ってみた方からはもちろん、 ご質問やメッセージのある方からもコメントをお待ちしております。
ヨロシク

2010年1月1日金曜日

Happy New Year with Hot Oysters

明けまして おめでとうございます
本年もよろしく お願いいたします

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ホット牡蠣
 新年最初の料理として、超絶うまい食べ物をご紹介します。夕飯に出すより、夜にお酒(ワインやビール、日本酒でも)お二人で楽しむ一品です。美味しいチーズと薄くスライスしたフランスパンなど皿に乗せて、素敵な音楽を聴きながらぴりっと辛いホット牡蠣とフワフワのスクランブル エッグを食べるのを進めます。セクシーで美味なホット(スパイシーで温かい)料理ですので、特別な相手といただきましょう。


レシピ
ホット牡蠣&卵
A. カキ
生牡蠣(生食用) ・・・ 1パック(8~12個入り)
にんにく ・・・ 2かけ(軽くつぶして)
バター ・・・ 大さじ2
玉ねぎ ・・・ 1/2個(ごく細かいみじん切り)
トマトピューレ ・・・ 大さじ2
辛口の白ワイン か 日本酒 ・・・ 大さじ2
レモン汁 ・・・ 大さじ1
タバスコ・ソース ・・・ 小さじ1/2
塩・コウショウ ・・・ 各少々
B.フワフワスクランブルエッグ
バター ・・・ 小さじ1
オリーブオイル ・・・ 小さじ1(エキストラバージン)
卵 ・・・ 3個
生クリーム か 牛乳 ・・・ 大さじ2
ナツメグ ・・・ 1つまみ
塩・コウショウ ・・・ 各少々

調理法:
1.生牡蠣を洗って、水切りをして、とっておく。(生臭さが気になる方は大根おろしで掃除してから洗う。)
2.バターをとろ火で溶かして、軽くつぶしたにんにくの固まりを加えて転がしながら2、3分ごく弱い火で炒める。火からおろして、にんにくを取り出して、他の料理に使う。(*もったいないから。)
3.残ったバターに玉ねぎを加えて、とろ火で1、2分炒めてから、トマトピューレ、ワイン、レモン汁とタバスコを加える。3、4分間混ぜながら、炒める。(沸騰させない。)
4.鍋に塩・コウショウと牡蠣を加えて、やさしく動かしながら2、3分炒める。牡蠣が少し引き締まって温められたら、火からおろす。(生食用なので、しっかり火を通す必要はない。長く炒めると硬くなり、味が悪くなるので、火を通し過ぎないこと。)
5.卵を生クリーム、ナツメグ、塩・コウショウとよく溶き合わせる。
6.熱した別のフライパンにバターとオイルを入れて、バターの泡が少なくなったら(約30秒)溶き卵を入れて、強火で菜箸などで混ぜながら、1分程度、一気に炒める。まだ少しゆるいところが残るうちに牡蠣と器に盛る。
7.クラッカーや薄く切ったフランスパンと食べる。

今日の料理を作ってみた方はもちろん、
ご質問やメッセージのある方からもコメントをお待ちしております。
ヨロシク