2010年4月14日水曜日

Whole Wheat Beer Bread

 今日 ご紹介するのは手作りパンです。
 実は、フワフワとしてやわらかく、真っ白いパンはAmeFoodie好きではないのです。パンにもちゃんと味があってしかるべきだと思います。
 パンは焼き立てが一番美味しいのが言うまでもありません。しかし、多くの方はパンを焼かないのは「そんな暇がない」とか「難しい」とか「面倒くさい」などの理由からだと思います。そこで、実際に手を使っての作業時間が非常に短く、技術が不必要で、作業工程がとても簡単なパン作り法をお教えします。(しかも、生地に油、乳製品、砂糖など一切 使っていません。)
 時間、力とコツがいる捏ねる工程のないパンです。小麦粉のグルテンを活性させるのを捏ねることによってではなく、長い発酵時間と大目の水分によって実行します。たとえば土曜日の夕飯(18:00)に召し上がる為、金曜日の夜10時ごろに作業開始すればいいのです。(実際に、第一発酵時間はとても融通がきくので、前日の夜に生地を仕込んでいれば、当日はご都合に合わせて焼けば良いのです。)
 わざわざ自分で焼くのですから、近所のパン屋さんで買えるやわらかい白いパンではなく、皮がパリッとしていて、しっかりと香り高いホールウィートパンを作りましょう。病み付きになります。


写真にクリックすると大きくなります
*注意:写真のパンにレシピにある「コーン・ミールやブラン」は使っていません)

レシピ
全粒粉・ビールパン
材料
強力小麦粉 ・・・ 280g(*注1参照)
塩 ・・・ 5g
ドライ・イースト ・・・ 1g
水 ・・・ 170cc(氷で冷やす)
ビール ・・・ 120cc(冷たいもの)
打ち粉 ・・・ 適量
固体脂(バターかラードかショートニング) ・・・ 適量(*注2参照)
コーン・ミールが麦のふすま(ブラン) ・・・ 適量
調理法
1.大きいなボールに小麦粉、塩とイーストを入れて、よく混ぜ合わせる。
2.水とビールを入れて、ヘラなどで混ぜ合わせる。(ベタベタとした生地になる。)
3.ボールをラップで被って、常温で12から18時間、発酵させる。
4.生地の表面に泡が見えて、2倍に膨らんだら、打ち粉を敷いた台に移して、生地の上にも打ち粉をふる。
5.生地を半分に折り返し、さらにもう一度半分に折り返す。(形を整え、ガスを抜くため)15分 寝かす。
6.べたつかないよう、手に粉をつけて、やさしく生地を丸めてから、パンの型に入る長さの棒状にする。
7.十分に油を塗ったパンの型にコーン・ミールかブランを軽くふる。
8.生地を型に入れる。生地の上にも軽くコーン・ミールかブランをふる。打ち粉を振ったキッチン・タオル(テリー織の布 《タオル布》ではない、普通のコットン布)を上に乗せる。
9.常温(25℃以下)で約2時間発行させる。(生地を指先で押すと戻らなくなるまで。)
10.オーブンを230℃に予熱する。(5分以上)
11.生地の表面を軽く霧吹きでぬらして、オーブンに入れる。
12.5分間 焼いたら、オーブンのドアを開け、霧吹きでパンの表面をぬらして、ドアを閉め、オーブンの温度を180℃にセットして焼き続ける。
13.生地の表面が濃い狐色になったら、アルミホイルで作ったテント状の蓋の乗せて、表面が焦げないようにする。
14.焼き時間、合計50分で焼きあがる。パッリとした難い皮で仕上げるのに、焼きあがったら、型から取り出して、消したオーブンに戻して、ドアが半分開いた状態で10分ぐらいおいてから、アミなどにおいて完全に冷やしてから切る。皮をやわらかく仕上げるのには、型から取り出したら、表面の全体に薄くバターを塗る。アミなどにおいて完全に冷やしてから切る。

*注1: 一般に販売されているパン用、強力全粒粉を100%使うとどっしりとした、ちょっと硬いパンができます。とても美味しく、スープなどにつけながら食べると食べ応えは抜群ですが、日本ではこんなしっかりしたパンはあまり馴染みがないと思います。皮がパッリとしていて、中が柔らかく仕上げるのに、白いパン用強力粉と全粒粉を半分ずつを使うことをお進めします。(さらに、石臼で引いたパン用全粒粉を使えば、さらさらとしていて、やわらかいパンができます。)
*注2: 固体脂:バター、ラードやショートニングを使ってください。サラダオイルなどの液体油だとパンが型に引っ付く可能性が大です!ご注意ください。

ホーム・ベーカリーを使って、作る方法
1.粉、塩とイーストを計って、混ぜ合わせる。ホーム・ベーカリーのケースに入れる。(後からイーストを投入させる機種の場合も)
2.水とビールを計って、ケースに入れる。
3.「パン生地」にセットして、スタートさせる。
4.機械を良くみて、捏ねる工程が終わったら(10分ぐらい、羽が止まる)、発酵の工程が始まったら、機械の「取消し」ボタンをおして、電源を抜く。
5.生地を手で取り出し、丸めて、軽くオイルを塗ったボールに入れる。ラップをかけ、上記のステップ3のように常温で発酵させる。(機械で捏ねている場合、発酵時間が上記よりだいぶ短いので、8時間が経過したら生地の状態をチェックする。指先で押して、戻らないようなら、上記のステップ5のように打ち粉を敷いた台に移し、生地を半分に、2回折り返す。15分 寝かす。
6.やさしく生地を丸めてから、パンの型に入る長さの棒状に形を整える。
7.上記のステップ7から同様にパンを焼く。(型に入れてからの発酵時間は上記より多少短いはずなので、1時間経って時々確認する必要がある。生地を指先で押しても戻らない状態が発酵完了。)

今日の料理を作ってみた方はもちろん、
ご質問やメッセージのある方かも「コメント」をお待ちしています。
ヨロシク

0 件のコメント:

コメントを投稿