2010年1月22日金曜日

Cabbage: Braised & Coleslaw + Canned Mackerel Tomato Sauce

キャベツ、2品 と さば水煮の缶詰を使ったパスタソース

 今日はレシピ3点をご紹介します。

 今日の「キャベツの鶏肉炒め」は当ブログの応援者からのリクエストにお応えするためです。簡単で野菜中心の料理を教えるように頼まれました。材料が少なく、調理時間が短い1品をご紹介します。
日本で食べられている野菜は輸入品が多いのですが、消費されているキャベツの量は90%以上が日本産です。キャベツの使え方が多岐にわたります。和、中、洋や東南アジアの料理まで世界中に愛されている食材です。生で、漬物として、炒め料理に、煮込んでも良しと万能な野菜と言えます。日本では「肉野菜炒め」や中華のホイコーローがキャベツの炒め物の代表でしょう。欧米料理にも西洋肉野菜炒めと呼べる料理はいくつもあります。味付けはシンプルで比較的薄いのが野菜の旨みを引き立たせるポイントです。いっしょに炒める肉はほとんどなんでもいいと思いますが、早く火が通る肉を使うとまだキャベツに歯応えが残るように仕上げられます。(薄切りの豚ばら肉、ハムやソーセージなど)。今日は鳥のモモ肉を使えました。

 日本ではキャベツの千切りなしでは、豚カツなど揚げた料理は淋しいです。味と歯応え以外にもキャベツを食べる利点は健康的な面もあります。生のキャベツのジュースは胃潰瘍などの胃腸の不調に非常に良く効くそうです。ダイエットにも効果的です。子供のころ夏は週末になると良く家族で公園、湖や森へピクニックに出かけました。母が必ず用意していたのがコールスローでした。当方の大好物の一つで、日本のお惣菜屋さん、スーパーやレストランが作るコールスローは今1つ自分の口に合いません。甘かったり、酸っぱかったり、水ぽかったりと期待しても、がっかりすることが多いです。それに、ドレッシングの味だけではなく本物のコールスローはキャベツの千切りの細さと均等さで決まりますから、フードプロセッサーで材料を粉々にしてしまうのが非常に悲しいです。大量生産なら仕方がないかも知れませんっが、家では一手間をかけて、美味しいAmeFoodie流のコールスローを作ってみてください。≪豆知識: コールスローの名前の由来は18世紀ごろにオランダ語の "koolsalade" (キャベツサラダ) を短縮した「コールスラ」から生まれて後、アメリカやイギリスではそれが"cold slaw"から現在の"cole slaw"になりました。日本にはいつごろからあったのかは調べ切れませんでしたが、アメリカの揚げた鶏肉のレストランチェーンが1970年から日本でコールスローを売っているので、広く知られる理由の1つでしょう。≫

 今日の3品目:「フィッシュ・アラビアータ風パスタ」はやはり当ブログの応援者からの質問によるものです。それは魚(さば、いわし、さんまやサーディン)の缶詰の美味しい使い方を紹介する依頼でした。サーディン缶詰は万能で世界中に作られて、食べられていますので、別の日に取り上げます。今日は先ず、さば水煮の缶詰を使った、スパイシーなトマト・ソースをご紹介します。これはこのブログのテーマでもある「唐辛子、ありがとう。にんにく、ありがとう。人生にもスパイスを・・・」を基本としたパスタ・ソースです。にんにくと唐辛子を利かせて、薄味のさば水煮とぴったり合えます。いっしょに煮込む野菜などの材料を細かいみじん切りにして、彩りよく冷凍のグリーンピーズの緑色も加えましょう。(神経質な方はさばの皮と骨をとってからソースに加えるが、その必要はないと思います。)










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レシピ
 スピーディーなキャベツの鶏肉炒め
材料: (2人分)
鳥のモモ肉 ・・・ 200g(食べやすい大きさに切る)
植物油 ・・・ 大さじ1
にんにく ・・・ 2かけ(つぶしてから、粗みじん切り)
玉ねぎ(小) ・・・ 1個(縦にスライス)
キャベツ ・・・ 1/2個(粗みじん切りにして、洗って、水切り)
ウスターソース(イギリス産) ・・・ 大さじ2(注参照)
鶏がらスープの素(顆粒) ・・・ 小さじ1
水 ・・・ 150cc
塩・コウショウ ・・・ 適量
調理法:
1.大き目のフライパンか中華鍋に油と鶏肉を入れて、中火で皮が狐色になるまで炒める。
2.にんにく、玉ねぎとキャベツを加えて、混ぜながら、油が全体に回るまで炒める。
3.ウスターソース、スープの素と水を加えて、混ぜながら強火で沸騰させる。
4.水分が半分ぐらいになって、まだキャベツに歯応えが残るまで炒めて、味をみて、塩・コウショウで整う。
5.器に盛る。
注: イギリス産のウスターソース(写真)がない場合に日本製のソースを大さじ1と粒マスタード小さじ1を使う。









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レシピ
 クリーミー・コールスロー AmeFoodie流
材料: (2~4人分)
A: 野菜
キャベツ ・・・ 1/2個(均等の細い千切りにして、水洗いをしてからよく水気を切る)
玉ねぎ ・・・ 1個(薄くスライス)
塩 ・・・ 小さじ1
ピーマン ・・・ 1個(種をとって、横半分に切ってから細い千切りにする)
ラディッシュ ・・・ 4、5個(薄い輪切り)
B: ドレッシング:
| プレーン・ヨーグルト ・・・ 大さじ3
| マヨネーズ ・・・ 大さじ2
| 好みのマスタード ・・・ 小さじ1
| レモン汁 ・・・ 大さじ1
| ビネガー か 米酢 ・・・ 大さじ1
| 端蜜 か 砂糖 ・・・ 小さじ1~大さじ1(好みの甘さで)
| コウショウ ・・・ 小さじ1/4
| 塩 ・・・ 少々
| 好みで: 緑色のタバスコ ・・・ 小さじ1
調理法:
1.水切りをした千切りのキャベツをザルにとって、その上に薄くスライスをしたたまねぎを散らして、塩をふる。
2.ピーマンとラディッシュを切って、キャベツとたまねぎが入ったザルに入れたおく。
3.ドレッシングを作る: 大き目のボールにBの材料を入れて、混ぜ合わせる。
4.Aの野菜は手で混ぜながら、1分ぐらい揉む。
5.Aの野菜はBのドレッシングが入ったボールに加えた、よく混ぜ合わせる。
6.ボールにラップをかけ、1時間以上(出来れば1晩)味をなじませる









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レシピ
 フィッシュ・アラビアータ風パスタ
材料: (2人分)
好みのパスタ ・・・ 2人分
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラバージン)
にんにく ・・・ 6かけ(細かいみじん切り)
玉ねぎ ・・・ 1個(細かいみじん切り)
好みの茸(えのき茸、シメジなど) ・・・ 1パック(細かいみじん切り)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1~3(好みの辛さで)
辛口の白ワイン か ドライ白ベルモット ・・・ 50cc(なければ、日本酒でOK)
カット・トマト(パックなど) ・・・ 約380g(注参照)
水 ・・・ 50cc
さばの水煮(缶詰) ・・・ 1缶
グリーン・ピーズ(冷凍) ・・・ 100g
調理法:
1.オイルとにんにくを鍋に入れて、極弱火で狐色になるまで炒める。(焦げないように注意。)
2.玉ねぎ、茸と唐辛子を加えて、とろ火で3、4分炒める。
3.ワインを加えて、水分がなくなるまで炒める。
4.トマトと水を加えて、中火で沸騰させる。(パスタをゆで始める。)
5.さばを加えて、ヘラなどで少し崩す。火を弱めて、蓋をする。
6.パスタが茹で上がる直前に、グリーン・ピーズをソースに加える。
7.パスタが茹で上がったら、水切りをして、ソースの鍋に加えて、良く混ぜ合わせてから、器に盛る。

注: ホール・トマトの缶詰を使う場合はきちんと、裏ごしして、種を取り除きましょう。カット・トマト、ダイストマトやクラッシュ、粗つぶしトマトなどの名前で売っているトマトのパック詰めや缶詰には種が気にならないほど少ないので、お勧めします。売っているブランドなど以前の投稿にも書いています。記事を読む

今日の料理を作った見た方はもちろん、
ご質問やメッセージのある方からもコメントをお待ちしております。
ヨロシク

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