2009年11月2日月曜日

洋風五目ずし「ライス・サラダ」

ライス・サラダ AmeFoodie流
・ 冷したご飯にサラダドレッシングや生野菜を混ぜた料理の味は想像しにくいかも知れないが、和食の伝統的なすし飯や五目ずしを思い出せればイメージが浮かぶでしょう。アメリカでは「スシ」といえば、“生魚”、即ちお刺身、或いは特に大学生に人気の海苔巻きすしを意味するようです。大都会では高級すし屋さんがあって、にぎり寿司を研究し、好んで食べる、所謂「通」もいますが、その他のほとんどのアメリカ人にとって、すしはとてもエキゾチックな食べ物です。
・ 逆にライス・サラダは東京の料理屋では見たことはありません。欧米では珍しくないのに、日本ではまだちょっとエキゾチックなのかも知れません。
・ ゴマ油とレモン汁やイタリア風のスパイスと柚子コウショウの和洋折衷カップリングが意外にもとても美味しいです。
・ 帆立貝の代わりにツナ缶(ノンオイル・スープ煮)も使えますが、その場合は少量のアンチョビー・ペースト(チューブ入り)をドレッシングに加えて、海の香りとコクを足しましょう。
・ さらに工夫したい方は器に盛るときにご飯の上に好みのさしみ(かつおのたたき、イカそうめんなども)を乗せると立派な洋風五目チラシ寿司にもなります。
・ ところで、下記の和洋折衷ドレッシングはいつもの生野菜やレタスのサラダにももちろんすごく美味しいので、メモに書いて、マグネットで冷蔵庫に張ってください。


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レシピ
ライス・サラダ AmeFoodie流
材料: (4人分)
お米(調理法を参照) ・・・ 3合 (玄米、麦ご飯、胚芽米お勧め)
帆立貝水煮(缶詰) ・・・ 1缶、小(「割肉」など低価格のものを使う)
塩えんどう豆か茹で枝豆 ・・・ カップ1、約150g(調理法参照)
和洋折衷ドレッシング:
| レモン汁 ・・・ 大さじ1
| 水 ・・・ 大さじ2
| 日本酒 ・・・ 大さじ2
| 米酢 ・・・ 60cc
| 昆布だしの素(無添加、顆粒) ・・・ 小さじ1/2
| 砂糖 ・・・ 小さじ1
| イタリアン・ミックス・スパイス ・・・ 小さじ1/2
| 柚子コウショウ ・・・ 小さじ1/4
| 塩・コウショウ ・・・ 各少々
| ゴマ油 ・・・ 大さじ1
| 植物油(注参照) ・・・ 大さじ3
ミニトマト ・・・ 6~8個
ピーマン ・・・ 1個
玉ねぎ(あれば、紫玉ねぎがアーリー・レッド) ・・・ 1/2個(みじん切り)
パセリ (みじん切り) ・・・ 2、3本 (飾り用)

調理法:
・ 下準備
  1. お米は白米ももちろん、使えるが、玄米、麦飯、胚芽米、五穀米やキノアなどの雑穀がサラダに適しているので、試してみるチャンスだ。お米をたくときに水分の一部に昆布だしを使うと一層に美味しくなる。
  2. 塩えんどう豆を使う場合は少し塩気を抜くために3、4分水につけてからよく水気をきる。枝豆はいつものように茹でて、さやをむいて、豆を150g使う。
  3. 帆立の汁をとっておき、身をほぐしておく。
・ 和洋折衷ドレッシングを作る
  1. 水、日本酒と米酢を耐熱容器に入れ電子レンジで温めて、だしの基を溶かして冷ます。
  2. 帆立貝の汁、レモン汁、砂糖、イタリアン・ミックス・スパイス、柚子コウショウと塩・コウショウをボールに入れ、混ぜる。泡立て器で混ぜながら、ゴマ油と植物油を注ぎいれる。
・ 五目ずしを作る
  1. ご飯が炊き上がったら、すぐに大きなボールかおすし用の桶に移す。豆を加え、しゃもじでご飯を広げて、切るように混ぜながらドレッシングを少しずつ回しかける。(団扇で扇ぐ必要はない。)よく混ざったら、ラップをかけて、冷めるまでおいておく。
  2. 冷ましている間に野菜の下準備をする: ミニトマトのヘタを取って、半分に切る。ピーマンのへたと種をとって、細かいみじん切りにする。玉ねぎも細かいみじん切りにする。
  3. ご飯が常温に冷めたら、下準備した野菜と帆立貝を加えて、混ぜ合わせる。
  4. 常温で食べても良いが、しばらく冷蔵庫で冷やすと味がなじむ。(1時間以上冷やすとご飯が少し硬くなるので、注意が必要。)
  5. 器に盛って、パセリを散らす。

注: ゴマ油の風味を引き立たせるために、ドレッシングに使う油はクセや香りのないものを選ぶ方がいいと思います。キャノーラ油に少し香りがありますので、紅花油やひまわりの種油かグレープシードオイル(ぶどうの種油)がいいと思います。これ等の油は値段が少々高いが、他のドレッシングにも最適なので、重宝します。なければ、サラダ油(普通は大豆の油)を使ってください。

これは絶対に美味しいので、ぜひ 試してください。作ってみた方からのコメントをお待ちしています。

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