2009年11月21日土曜日

Simple & Fast Tomato Sauce + 3

トマトソース
写真をクリックすると大きくなります

・ 元々南米から、スペイン経由でイタリアに着いたトマトは世界中に食べられています。もはやパスタにからむトマトソースはイタリアだけのものとは言えないほどです。日本生まれ「スパゲッティ・ナポリタン」も、一応、トマト味ですし、研究を重ねて究極のトマトソースを目指している日本の料理人もいるようです。(「トマトソース」をGoogleで検索すると540万ものページがリストされます。)
・ そこでAmeFoodie流の超簡単・超早いトマトソースの基本レシピとバリエーション、3通りをご紹介します。
・ 超簡単・超早い」の特徴はレモンの皮を使うことによって、茹でる時間が短くても、トマトの生っぽさが取れる。そしてレモンのさわやかな香りとほろ苦さがトマトの酸味とすごく合います。

A. その基本のソースのバリエーションとして、最近はファミレスのメニューにも登場する「アラビアータ」の簡単・早いレシピです。アラビアータはイタリア語で「怒り」という意味だそうです。パイプ状のペンネにからめて出されることが多いです。辛い料理が好きな人に大人気の手早い調理法をご紹介します。
B. 「娼婦のパスタ」と意味を持つスパゲティ・アッラ・プッタネスカ (Spaghetti alla Puttanesca)の名前の由来についていくつかの説がありますが、それらの基本は香り高いことと早くできることです。アンチョビ、ケイパー、オリーブとにんにくの強く主張する材料が上手くトマトに包まれて、彩り良くこのパスタ料理は目、鼻と口を楽しませてくれます。
C. 「秋茄子は嫁に食わすな」と言われるほどに美味しい茄子。「味シメジ」もトマトと相性が抜群です。茄子は火が少々通りにくいですが、炒める前に電子レンジで加熱すると早くて確実です。肉なしでも満足できるこのパスタソースはスパゲッティやペンネはもちろん、ソースがからみやすいらせん状の「フィジーリ(Fusilli)」といっしょに試してください。

基本レシピ
超簡単・超早い トマトソース
野菜や香辛料でゆっくり煮込んだら、無論トマトソースの味に深みが増します。ワインや他の料理にも負けません。でも、トマトとパスタそのものを楽しむなら、ややこしい下準備や長く煮込む時間がなくても良いのです。
材料:(2人分)
オリーブオイル ・・・ 大さじ2(エキストラ・バージン)
にんにく ・・・ 1かけ(みじん切り)
唐辛子(キムチ用粉末など) ・・・ 小さじ1/2(注1参照)
カット・トマト(パックなど) ・・・ 約380g(注2参照)
ベイ・リーフ(あれば) ・・・ 1/2枚
レモンの皮(黄色部分、細い千切り) ・・・ 1/4コ分
塩 ・・・ 適量(小さじ1/2)

調理法
1.厚手の鍋にとろ火で軽く色が付き始めるまで、にんにくをオイルで炒める。(3、4分)
2.唐辛子を入れて、1分炒めてから、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加えて、中火で沸騰させる。パスタを茹でている間、とろ火で煮込む。
3.ベイ・リーフを引き上げて、捨てる。味をみて、塩で整える。(パスタの茹で汁を足しても良い)
4.茹で上がったパスタをソースにからめて、器に盛る。

1注: お好みでトウガラシの量を調節してください。豆板醤やタイのシラチャも使えます。
2注: 生のトマトを使う場合はしっかり熟したものを選んで、皮をむいて、種を捨ててください。大きさによるが中4個ぐらいが適量でしょう。ホール・トマトの缶詰を使う場合はきちんと、裏ごしして、種を取り除きましょう。カット・トマト、ダイストマトやクラッシュ、粗つぶしトマトなどの名前で売っているトマトのパック詰めや缶詰には種が気にならないほど少ないので、お勧めします。売っているブランドなど以前の投稿にも書いています。記事を読む

基本レシピのバリエーション:
A.アラビアータ風 パスタソース
基本レシピにバジルの葉っぱ(生)8~10枚加えて、唐辛子を小さじ2、にんにくは2~3かけに増やして、ベイ・リーフとレモンの皮は好みによるが、入れなくても良い。バジルは手でちぎって、半分は基本レシピのステップ2トマトといっしょに加えて、残りのバジルはパスタといっしょにからめてから、器に盛る。パルメザンなどの粉チーズをふりかけるとさらに美味しくなる。

B.プッタネスカ風(娼婦のパスタ)
基本レシピに種をとったオリーブ、ケイパー、アンチョビが加わる。辛口の白ワインを大さじ2も加える。好みによって、にんにくを3かけまで増やせる。
1. 2人分なら、オリーブ8個から12個(大きさや好みによって)を用意する。ブラック・オリーブ(塩漬け)とグリーン・オーリブ(酢漬け)の両方を使うと色もきれいで味に更なる変化が生まれる。種をとって、粗くみじん切りにする。
2. ケイパー、小さじ2を洗い水気を切って、みじん切りにする。
3. アンチョビのヒレを3、4枚用意する。(チューブ入りでもOK,小さじ1~2)
4. 基本レシピのステップ2で、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加える前に、トウガラシを炒めてからオリーブ、ケイパーとアンチョビを入れて、2分炒める。白ワインを加えて、よく混ぜてから、ステップ2を続けて、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加えて、中火で沸騰させて、基本レシピ通りに続ける。

C.シメジ&茄子のトマトソース
基本レシピに辛口の白ワインを大さじ2、茄子2本、シメジ1パックを加える。
1. 茄子はヘタをとって、洗って、皮に数箇所フォークなどで穴を開けて、ラップをかけて、電子レンジで4分加熱する。荒熱が取れたら、輪切りにする。
2. シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。
3. 基本レシピステップ2、唐辛子といっしょに茄子とシメジを3分間中火で炒めてから、ワインを加えて、よく混ぜてから、ステップ2を続けて、トマト、ベイ・リーフ、レモンの皮を加えて、中火で沸騰させて、基本レシピ通りに続ける。

今日の料理を作ってみた方ももちろん、ご質問のある方やコメントのある方からのメッセージをお待ちしています。
ヨロシク

0 件のコメント:

コメントを投稿