* このレシピに出会うまで、もし人に聞かれたら、ハーブやスパイスを使わないイタリア料理なんて、存在しないと答えたでしょう。レシピを見つけた時は半信半疑でしたが、載っていたHPの読者の絶賛しているコメントがあまりにも説得力があったので、レシピ通りに作ってみることにしました。トマトというのが果物であることを証明するような爽やかな仕上がりで、人々が絶賛する訳が解りました。
* ご紹介するトマトソースは1時間かけて、3つの基本惣菜の味を最大に利かすのがポイントです。イタリア料理を想い出させるハーブ(オレガノ、バジルなど)や香味野菜(にんにく、セロリなど)がまったく入っていないこのソースは、初版が20年も前の「伝統的なイタリア料理の基本」というクックブックに載っていたといいますから、驚きです。スパゲッティー以外にも、野菜のグラタンやラザニアなどにも使えます。美味しい生パスタや太いフェットチーネやリガトーニなど、パスタの味を楽しむソースとしても最適です。
* とにもかくにも、だまされたと思って、試しに作ってみてください。びっくりなさると思います。
レシピ
これだけトマトソース
材料: (パスタのソースとして、約500g用、3~5人分)
カット・トマト(缶詰、パックなど) ・・・ 2缶(パック、ビンなど) 計700~800g(*注1参照)
バター ・・・ 大さじ5(約70g)
玉ねぎ(中) ・・・ 1個(皮をむいて、横半分に切る)
塩 ・・・ 適量
好みで:
コウショウ ・・・ ほんの少々
調理法:
1.厚手の鍋にトマト、玉ねぎとバターを入れて、時々混ぜながら、沸騰し始めるまで中火で煮る。(激しく沸騰させないように注意。)
2.沸騰し始めたら、とろ火でゆっくり煮込む。煮込んでいる間は時々竹製ヘラなどで混ぜる。
3.バターの脂分が浮き出てきたら(1時間ぐらい)、火を止めて、玉ねぎを引き上げて捨てる(*注2参照)。
4.味をみて、塩(と、使うならコウショウ)で整える。
5.さらになめらかなソースが必要の場合は裏ごしするか、フード・プロセッサーやミキサーを使ってお好みの濃度に調節する。
*注1: ホール・トマト缶に比べ、「カット・トマト」、「ダイス・トマト」やクラッシュ、粗つぶしトマトなどの名前で売っているトマトの紙パック詰めや缶詰の方が、種が少ないので、お勧めします。売っているブランドなど以前の投稿にも書いています。≪記事を読む≫
*注2: 玉ねぎの糖分と香りが充分にソースに溶け、移っているので、玉ねぎそのものにはあまり味が残っていません。捨てるのが勿体無いとお考えの方は器にとって、常温に冷めたら、スライスしてトーストに乗せて召し上がったり、サラダに混ぜたりできます。
≪ ところで、このブログでもAmeFoodie流、「超簡単・超早い トマトソース」を紹介していますが、当方が大好きなにんにくも唐辛子も使っているので、今日のレシピとは根本的に違います。それにAmeFoodie流のトマトソースはほんの5、6分で仕上がるので、フレッシュな味わいが楽しめます。
* AmeFoodie流 トマトソースも絶妙ですから、お忘れなく!(レシピを読む) ≫
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